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サンフランシスコ在住の女性が、視覚障害者で盲導犬を連れていることを理由にウーバーのドライバーから、複数回にわたり乗車を拒否されたと裁判所に訴えた結果、仲裁人は彼女に対する110万ドル(約1億2000万円)の損害賠償を認めた。これは、配車サービスにおけるドライバーの地位が問題になった最新の事例だ。

今回の訴訟は、サンフランシスコ在住のリサ・アービングが2018年に起こしたものだ。彼女は2016年と2017年に14回にわたりウーバーから嫌がらせや乗車拒否を受け、そのために2回も仕事に遅刻して職を失ったことから、ウーバーが米国障害者法(ADA)に違反していると訴えていた。

アービングの弁護士によると、ウーバーのドライバーは、遅い時間に危険な場所に彼女を置き去りにしたり、乱暴な言葉づかいで罵倒したり、目的地以外の場所に彼女を降ろしたケースもあったという。

法廷で争われたのは、ウーバーがADAの規制対象となるかどうか、社員ではなく独立した契約者であるドライバーの差別的行為にウーバーの責任が問えるかといった問題だった。

仲裁人は、ウーバーがドライバーと契約関係にあることを理由に、ドライバーが独立した契約者であるかどうかにかかわらず、ADAの適用を受けると判断した。さらに、ウーバーが労働者を適切に訓練して、差別を防ぐことができなかったと指摘した。

「ライドシェア革命の恩恵をすべての米国人が受けるべきであり、とりわけ視覚障害者は最も恩恵を受けるべき人の一人だ」と、アービングの代理人を務めるキャサリン・カバロ弁護士は声明で述べた。「しかし、主要なライドシェアサービス企業は公然と差別を行っている」とカバロ弁護士は指摘した。

配車サービス企業が、ADAに基づいてどのような義務を負うかは、法廷で議論されている問題だ。ウーバーは、車椅子に対応する車両を呼べるサービスのUberWAVを各地で展開しているが、ニューオーリンズの車椅子利用者には提供しておらず、ADAに違反したとする訴訟に直面している。

編集=上田裕資

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