気難しい上司をうまく扱う7つの方法

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あなたの上司は部下いじめやマイクロマネジメントをしたり、部下のアイデアを自分のものとして横取りしたりするだろうか?

どのような状況にせよ、気難しい上司に対応するのは楽ではない。現在の遠隔勤務の世界ではなおさらだ。しかし、会社をやめることだけが解決策とは限らない。上司との間に共通の基盤を見つけ、仕事で健全な関係を築く方法は存在する。

『Science and the Leader-Follower Relationship(科学と、指導者・追随者の関係)』を執筆したシェリー・マルーフ博士によると、上司と部下が良い関係を築けるかどうかには科学が関わっている。

ここでは、気難しい上司に対応する7つの実用的なコツを紹介する。

1. 信頼関係を築く

信頼関係があれば強い関係が築けることは常識的に分かるはずだ。科学誌ホルモンズ・アンド・ビヘービア(Hormones and Behavior)に2006年に発表された研究では、信頼関係の信号を受け取った脳はオキシトシンを放出し、協力関係が促されることが明らかになった。

組織学誌のオーガニゼーション・スタディーズ(Organization Studies)に2016年に掲載された論文では、信頼関係が互恵的な行動を通して構築されることが立証されている。信頼されることは、脳の報酬領域を活性化させる。

マルーフは気難しい上司と信頼を構築する上で、次のことを提案している。

・正直で偽りなく接する努力をする。
・上司が正しいことをしてくれることを信じる。
・信頼関係が損なわれていたら、その修復方法を探す。

2. 公平な関係を作る

公平さは他者に対する中立的で公正な扱いのことだが、人によって定義が異なる場合がある。公平さを培うためには次のことができる。

・チームで公平な扱いの定義について議論するよう上司に提案する。
・公平に扱われていないと感じる場合、上司にそのことを伝えて理由を説明する。
・上司にも公平に接し、疑わしい点があれば善意的に解釈する。
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翻訳・編集=出田静

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