I cover the business of fashion in Europe

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小麦色に焼けた肌に簡単になれると謳う、セルフタンニング・コスメ。女性ならたいてい、一度か二度は試してみたことがあるかもしれない。ただし、いい感じに仕上がったかどうかは、人によりけりだろう。

幸い、セルフタンニング・コスメの質は、市場の成長に伴ってどんどん向上している。調査企業トランスペアレンシー・マーケットリサーチによると、世界でのセルフタンニング市場の売上は2019年に13億9000万ドルだったが、2030年末には23億ドルに伸びる見込みだ。

また、セルフタンニング業界は主に女性消費者をターゲットにしたマーケティングを展開しているが、大幅な市場拡大の一端は男性消費者も担っている。

セルフタンニング化粧品ブランド「ジェイムズ・リード・タン(James Read Tan)」の創業者ジェイムズ・リードによると、同ブランドの男性客は、過去5年で3倍に増加した。その理由は、肌の欠点をカバーして「ツヤ肌」にしてくれるグロウメイク・コスメを使う男性が増えたからだという。そして、こうしたトレンドが鈍化する兆候は見られない。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック中、ジェイムズ・リード・タンではセルフタンニング・コスメの購入者が40%増加。男性購入者に限れば10%増となった。

「男性向けセルフタンニングは現在、とても流行している」とリードは述べ、全商品カテゴリーのなかで最大の売れ筋として、色が定着していくタイプの「James Read Click & Glow Tan Drops」を挙げた。「当社は、誰が使っても素晴らしい仕上がりになると同時に、きわめて自然に見える製品づくりを常に目指している」

リードがブランドを立ち上げたのは10年前。当時は、ジェンダーにもとづいたニーズではなく、スキンケアとしてのニーズを念頭に置いていた。そうして生まれた「Sleep Mask Tan Face」は、スキンケアとセルフタンニングを一体化させた世界初の商品となった。

「この商品をきっかけに、スキンケアとセルフタンニングを一体化させたコスメというトレンドが生まれた。化粧品向けアワードを35回も受賞した現在も、高い支持を得ている」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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