マネー

2021.04.06 11:00

【4月第1週資金調達まとめ】あと払いサービス展開のPaidy、132億円の資金調達


グラファー


調達額:12億円
調達先:非公表
備考:シリーズBラウンド

登記簿謄本・印鑑証明書をオンラインでカンタン取得できるサービス「Graffer®法人証明書請求」の提供などを行うスタートアップ。

「Graffer®法人証明書請求」は、オンラインで登記簿の申請が最短1分で可能であり、24時間いつでもどこでも商業登記簿謄本の請求が可能なサービスだ。

近年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、金融機関からの融資や助成金の申請のために法人登記簿謄本や印鑑証明書の需要が拡大している。そのため、法務局の窓口混雑回避による感染対策の視点からも、同サービスは注目を集めている。

同社はそのほかにも個人・事業者向けサービス、自治体・官公庁向けソリューションの提供を行っており、あらゆる行政手続きのデジタル化を推進し、市民中心のデジタル行政サービスの実現を目指す。

2021年4月には、既存投資家からの総額約12億円のシリーズB資金調達を発表。今回の調達により、これまでの累計資金調達額は約22億円となった。

FLUX


調達額:10億円
調達先:ディーエヌエックスベンチャーズ / Archetype Ventures
備考:シリーズAラウンド / ほか金融機関も含む

マーケティング効率化SaaS「AutoStream」および「siteflow」を展開するスタートアップ。

「AutoStream」は、メディア収益化のOne-Stop-Solutionである。広告収益最大化機能を中心として、Analytics、視認性向上、Brand Safety、DMPなど、メディアの収益化に寄与する様々な機能を搭載している。

「siteflow」は、メディアや中小企業のウェブサイト作成サービス。コーディング不要にもかかわらず、高いデザインクオリティで、サイトを構築することができる。

また、初期製作を顧客の業種/目的に合わせてFLUX側で全て行う"初期セットアッププラン"も利用可能で、顧客のニーズに応じた使い分けが可能である。

2021年3月には、DNX Ventures、Archetype Ventures、金融機関等を引受先とし、シリーズAラウンドにて総額10億円の資金調達を実施。調達した資金は、開発費・採用費・広告宣伝費に充当する予定だ。

READYFOR


調達額:10億円
調達先:グロービス・キャピタル・パートナーズ / セールスフォース・ドットコム / JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / 三菱UFJイノベーション・パートナーズ / 南都キャピタルパートナーズ / ベンチャーラボインベストメント / あおぞら企業投資
備考:シリーズBラウンド

クラウドファンディングサービス「Readyfor」を展開するスタートアップ。

「Readyfor」は日本で初めてのクラウドファンディングプラットフォームである。掲載プロジェクト数は20000件、累計支援総額は200億円(2021年3月時点)にまで達する。

サービスの特徴は、実績に裏付けられたサポート体制の充実である。実際に、業界平均の目標金額達成率が30%程度であるのに対して、同サービスは達成率75%を実現している。

2021年3月には、シリーズBラウンドによる約10億円の資金調達を実施した。今後はこれまでクラウドファンディングサービス・基金運営で培ったノウハウとテクノロジーを活用し"寄付市場のデジタル化"を推進、今後進んでいく官民連携を牽引することで“社会を持続可能にする新たな資金流通の仕組み”を実現していくという。

文=STARTUP DB

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