ビジネス

2021.04.05

ボルボとオーロラが自動運転トラックの商用化で提携

Getty Images


300メートル先を把握するLiDAR


「世界で最も信頼されるトラックメーカーの1つのであるボルボの公式テクノロジーパートナーとして、同社のトランスポート・アズ・ア・サービスを通じてこれまでにない自動運転ソリューションを開発し、ハブ間の自動運転化を支援していきたい。我々のトラックは、ボルボの顧客のためにハブを結ぶ高速道路のルートを自動運転する。我々が提供するサービスは、輸送ロジスティクスからオペレーション支援、サービスとメンテナンス、トラックのディスパッチと経路選択のクラウドサポートまで多岐に渡る」とオーロラのチーフ・プロダクト・オフィサーを務めるアンダーソンはブログの中で述べている。

ボルボのトラックは、オーロラが開発したAI搭載のソフトウェアとコンピュータシステムに加え、LiDARとセンサーシステムを実装する。オーロラによると、同社製LiDARは、300メートル先の物体をトラッキングすることが可能だという。

オーロラは、ボルボとの提携やパッカーとのプロジェクト、トヨタとのライドサービスプログラム、ウーバーとの将来的な取り組みなどから生じる収益について、詳細を明らかにしていない。同社は、ロボットトラックを開発するため、2020年にダラスにデポを開設している。同社は、IPOについても、SPAC(特別買収目的会社)を利用するのか、伝統的な手法を取るのか明らかにしていない。

TuSimpleは今月、今年後半にSPAC上場を目指すことを明らかにし、ナスダック市場への上場申請を行った。自動運転業界を長年リードしてきたウェイモも、いずれはアルファベットからスピンアウトし、独立企業になることが予想されている。

編集=上田裕資

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