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自動運転トラックの開発を巡る企業提携が相次ぐ中、ボルボは、シリコンバレーのスタートアップ「オーロラ(Aurora)」と提携して、高速道路で完全無人運転が可能なトラックの商用化を進めている。

ボルボ傘下の「Volvo Autonomous Solutions」は、北米でハブ間の自動運転が可能なレベル4のトラックを開発する上で、オーロラを技術パートナーに選んだ。両社は、金銭的な条件を明らかにしていない。オーロラは、自動運転トラックの商用化には、まだ数年を要すると述べている。

「このパートナーシップは、我々が目指すトランスポート・アズ・ア・サービスを実現する上で重要な一歩であり、北米でハブ間輸送の自動運転化を加速させることになる。オーロラが開発した自動運転ソフトウェアスタックは、ソフトウェア、ハードウェア、データサービスを統合したプラットフォームで、高速道路での効率的で安全な自動運転を中期的に実現することを可能にしてくれる」と、Volvo Autonomous SolutionsのNils Jaeger社長は述べている。

自動運転企業によるトラック業界参入が相次ぐ背景には、米国でのトラックサービスに対する需要の高まりや、ドライバーの人手不足に加え、ハイウェイ上では都心での走行に比べて自動運転化が容易といった背景がある。

オーロラは、今年初めにトラックメーカー「パッカー(Paccar)」との提携を発表しており、アルファベット傘下のウェイモや、スタートアップのTuSimpleに続いて大手トラックメーカーとパートナーシップを締結した。ウェイモは、昨年10月にダイムラーと提携し、「フレイトライナー」ブランドの自動運転トラックの開発を目指している。

また、サンフランシスコ本拠のTuSimpleは、フォルクスワーゲンの商用車部門「トレイトン・グループ」と提携し、ナビスターを始めとする大型トラックブランドの自動運転化を進めている。

カリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置くオーロラは、2020年12月にウーバーの自動運転車部門を買収して以降、トラックメーカーとの提携を加速させている。ウーバーは、このディールを機にオーロラに4億ドルを出資しており、オーロラの累計調達額は10億ドルを超えた。

オーロラを設立したのは、グーグルで自動運転車開発プロジェクトの責任者を務めたクリス・アームソンのほか、テスラでオートパイロットシステムの開発を指揮したスターリング・アンダーソン、カーネギーメロン大学のロボット研究者でウーバーの元幹部であるDrew Bagnellの3名だ。

編集=上田裕資

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