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2021.04.02

単なるAIに非らず──柔軟かつ堅牢なプラットフォームが支える「映像エッジAI」

EDGEMATRIXの採用情報を掲載中

新型コロナの発生以降、ショッピングモールや映画館、ジム、病院などあらゆる施設の入口に体温検知などのカメラが加わった。映像で人の状態を見分けることが急速に当たり前になりはじめている。

映像から人、モノ、街を見守るシステムの作り手側の想いは“操作性のその先”にもぎっしりと詰まっている。例えば、システム全体の安定性や他のデバイスとの互換性......用途がさまざまで、ユーザーが多岐にわたる製品なら尚更、ものづくりにおける想像力が発揮される。

2020年5月から、顔認証+表面温度検知や三密検知といった“withコロナ時代”のAIソリューションをいち早く提供してきたEDGEMATRIX(エッジマトリックス)の場合も同様だ。高速道路や鉄道など社会インフラを支える企業からアプリユーザーに至るまで、多様なターゲットのニーズに応えながら映像エッジAI事業を拡大してきた。

主要株主にはNTTドコモや清水建設、日本郵政キャピタルなどが名を連ね、2021年3月にはソニーとDGベンチャーズが新たに出資者に加わり、創業2年のスタートアップながら、すでに盤石な経営基盤が築かれている。

「ですが、映像エッジAIを現場実装するという当社の製品やサービスの本当の価値を皆さんに充分に伝え切れていない気がするんです」

おもむろにこう打ち明けたのは、同社のセールスエンジニア、長谷川直之。その傍らではセールス・マーケティングの双方を担う久永琢磨が大きく頷いていた。

今回は、現場で活躍する二人のセールスに、EDGEMATRIXが展開するサービスの強み、可能性について余すところなく語ってもらった。

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4K、8K時代こそ、データは“現場”で処理されなければいけない


「私たちの最大の強みは現場に設置する『Edge AI Box』を起点にするプラットフォームを月額サービスとして提供していることです」(長谷川)

ソフトウェアハウスでの開発を経て、長きにわたり大手携帯通信会社のセールスエンジニアとして活躍してきた長谷川。彼にこう言わしめる「Edge AI Box」とは、一体どんな製品なのか。

一言で言うと、IPカメラで撮影した高画質な画像や大量のデータを現場(エッジ)で処理できるAIデバイス。これまでクラウドでAI処理すると問題になっていた「通信帯域の制約から、高精細な画像が送れない」「リアルタイム性を追求できない」「オンライン環境でなければ機能しない」といった制約なしに使用できるのが特長だ。

なぜ、このような映像処理デバイスが実現できたのか。

長谷川がまずポイントとして挙げたのが、CPU(Central Processing Unit)のみならず、GPU(Graphics Processing Unit)を搭載していること。

「CPUの主な役割が『コンピュータ全体の計算処理』であるのに対し、GPUは『画像解析における計算処理』が得意。4Kや8Kといった高画質な画像を処理する場合、CPUのみで行うと膨大な時間がかかります。また、IoT機器として熱効率の観点でもCPUは不向きと考えています。GPUを搭載することによって高速かつ高性能に処理ができ、結果としてトラブルも防ぐことができるんです」(長谷川)

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セールスエンジニア 長谷川直之

「Edge AI Box」のラインナップは屋外・屋内・両用タイプの全8種類。使用シーンは、それぞれビルや工場、物流、商業施設、一般住宅と実に幅広い。

そして、全国各所に多数点在する「Edge AI Box」を一元化して管理し、遠隔操作、大量データの収集、高セキュリティを実現しているのが、プラットフォーム「EDGEMATRIX」サービスである。

実証実験の成果を現場展開することで、社会の“負”を解消する


「社会的意義のあるプラットフォームづくりに携われること。それがEDGEMATRIXへの入社を決めた理由の1つです」(久永)

半導体大手・ロームでハードウェア領域、IoTビジネスに関わったのち、アビームコンサルティングに入社。コンサルタントとしてAIプロジェクトに参画した経験を持つ久永。これまで培ってきた経験や知識が、映像エッジAI事業に活かせることも彼を転職へと駆り立てた。

改めて、プラットフォーム「EDGEMATRIX」を利用するメリットを挙げてみたい。

「Edge AI Box」をネットワーク経由でクラウドにつなぎながら、
・AI Boxやカメラの状態監視
・物理的な盗難に対するデータ保護やユーザ/デバイス認証等のセキュリティ
・AIアプリケーションの遠隔インストール
・解析結果に応じた挙動(アラート通知やデータ収集)の設定
など遠隔地からの操作や現場把握が可能となる。

このプラットフォームのもう1つの特徴は、実用的で汎用化されたAIアプリの利用が可能なこと。EDGEMATRIXストア上で展開されている「車両ナンバープレート検知」や「密集・密接検知」、「赤ちゃんうつぶせ寝検知」など全24種類(2021年3月現在)から、必要に応じてAIアプリを購入・ダウンロードすることができる。

「アプリの種類が増えれば用途も広がり、結果としてユーザーの裾野をも広げることができます。開発会社の、“やりたい”を叶えながら、ユーザーの満足度を高めていく。こうしたマッチングが、プラットフォームを普及させる最大の近道だと考えています」(久永)

オープンソースの考え方で、プラットフォームの成長を目指す同社。創業以来、積極的に行なっているのが、社会課題を起点とした実証実験の成果を現場展開し商用化することだ。

2021年1月。同社が新たにスタートさせたのが、医療・教育・介護の3事業を展開する元気グループのメディクルード、NTTドコモ、パナソニックi-PROセンシングソリューションズの4社で協業する。

介護施設内にカメラと「Edge AI Box」を設置し、徘徊・転倒・侵入・見守りなど利用者向けのものに加え、メンタルチェックや誤薬検知など職員のケアをするというものだ。介護AIソリューションの構築と現場への本格導入を目指す。

「2025年には約38万人の職員が不足する」と言われる介護業界にとって、リアルタイムで状況が把握できる映像エッジAIは、その救世主となるに違いない。

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セールス・マーケティング 久永琢磨

最大の武器はサービス全体に行き渡る、「堅牢性」


「製品購入から設置工事まで」「デバイスからプラットフォームまで」をワンストップ・エンドツーエンドで提供できる──創業からわずか2年で、映像エッジAI現場実装のための万全の体制を整えたEDGEMATRIX。

各社の課題を映像エッジAIで解決するソリューション提供を、主軸事業の1つに置いている。

「2021年を皮切りに高速道路や鉄道などの現場に、大量の『Edge AI Box』が導入される見込みです。

ソリューション提供では、ヒアリング、専用のAIアプリ開発と評価、導入工事、運用まで一気通貫のコンサルティングを行なっていますが、特に私たちが強みとしているのが開発サポート。国内だけでなく、ベトナムなどの海外の開発会社も視野に入れてマッチングし、理想的なコストと品質を叶えるべく、力を尽くしています」(久永)

住宅や施設の遠隔監視から、製造業IoTの促進、スマートシティ化などあらゆる場面で活用されている映像エッジAI。二人は、どのような想いでサービスの普及に向け取り組んでいるのか。

「社会課題の解決にもっと深く食い込めるサービスへと成長させていきたいですね。

例えば、自然災害を想定した河川の監視データを収集する場合、映像だけでなく天候や水量、音などさまざまなセンサーを駆使しながら、システムを構築しなければなりません。今後は横の技術と連携しながら、さらに多くの人々のお役に立てるような機能の拡充を目指したい」(長谷川)

「『プラットフォームがあるからこそ、実現できること』を追求したいと考えています。

例えば技術力はあっても営業が得意でなかったAI開発者と、映像エッジAIで課題解決したい事業者もマッチングできる可能性が、このプラットフォームにはあります。こうした誰にも予想がつかなかった組み合わせで、“本当に必要とされる”AIアプリを世に生み出していけたらいいな、と。

同時に、すでに設置されている監視カメラや電柱など、日本中のありとあらゆる場所に『Edge AI Box』を取り付けたいという野望も抱いています(笑)」(久永)

「部品1つにしても、ネットワーク、サーバー、IoT運用や遠隔操作などを緻密に計算して選び抜く。そんなこだわりが随所に反映されているEDGEMATRIXのサービスは、長く、広く、使えば使うほど、その堅牢さに気づいていただけると思う」──最後に長谷川は、熱を帯びながらこう述べた。

すべてはユーザー、ベンダー、事業者のために。彼の誠実な想いがひしひしと伝わってきた。

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Promoted by EDGEMATRIX | text by Satomi Fukushima | photographs by Shunichi Oda | edit by Ryosuke Goto

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