アストラゼネカ製ワクチンの使用を一時中断しているデンマークは先週、危険な血栓が引き起こされるとの報告に関する調査を継続するためワクチンの使用中断を延長すると発表した。
ドイツやイタリア、フランスなど欧州の10以上の国では、血栓に関する懸念を理由にアストラゼネカのワクチンの使用が一時中断された。しかし欧州の医薬品規制機関や世界保健機関(WHO)が詳細な調査を行い、同社ワクチンの安全性を強調して血液凝固との明白なつながりの可能性を排除したことで、多くの国では同ワクチンの接種が再開された。
新型コロナウイルスの変異株がまん延し、世界中(大部分は富裕国だ)で第1世代のワクチン接種が始まる中、製造企業は新型コロナウイルス感染症と闘うための新たなツールを開発中だ。これには、変異株を予防するための追加のワクチン接種や、注射針が不要なものも含めた新たなワクチンの接種法などがある。