マネー

2021.03.30

【3月第4週資金運用まとめ】仮想通貨現物取引のディーカレットが67億円の調達


ノイルイミューン・バイオテック


調達額:23億8000万円
調達先:第一生命保険 / 澁谷工業 / ヘルスケア・イノベーション / Binex Holdings / Binex / BiGEN
備考:シリーズCラウンド

CAR-T細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発を進める、山口大学及び国立がん研究センター発のスタートアップ。

同社は、日米両国において最先端のがん免疫研究に取り組んだ実績を有するメンバーが中心となって次世代のがん免疫療法開発を推進し、新規治療を待ち望む多くのがん患者に役立つ新薬を届け、すべてのがん患者と子供達の未来のために貢献することを目指している。

2015年に設立して以来、コア技術であるPRIME(proliferation inducing and migration enhancing)技術を利用した CAR-Tを主とする遺伝子改変免疫細胞療法の自社パイプライン事業および共同パイプライン事業を展開してきた。

2021年3月には、第三者割当増資によるシリーズCラウンドにて、総額約23億8000万円の資金調達を実施。

本資金調達により、自社パイプライン事業におけるリードパイプラインNIB-101の臨床開発を促進していく見込みだ。

EDGEMATRIX


調達額:10億円
調達先:NTTドコモ / 清水建設 / Innovation Growth Ventures / DGベンチャーズ
備考:Innovation Growth VenturesはSONY INNOVATION FUNDを通じて出資

現場で大量データをAI処理できるデバイス「Edge AI Box」などを開発・提供するスタートアップ。

「Edge AI Box」は、高精細映像などの大量データを現場でリアルタイムにAI処理するためのデバイス。エッジAIを活用したインフラ製品とサービスを提供することで、AIアプリビジネスを巨大な次世代産業に成長させ、エッジAIソリューションを活用した生活の高度化に貢献することを目標としている。

その他、エッジAI導入の課題を解決し支援する「Edge AI Solution」、「Edge AI 」の導入・管理が可能な「EDGEMATRIX」を提供している。

2021年3月には、NTTドコモ、清水建設、SONY INNOVATION FUND、DGベンチャーズを引受先とする約10億円の第三者割当増資を実施。

今後は、サービスの強化や社会インフラへのソリューション提供拡大、製品引き合いが増えているアジア市場などへの海外展開を加速して行く方針だ。
次ページ > AI技術を活用したオープンイノベーション支援

文=STARTUP DB

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