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いまおいしい、いま知りたい食のトレンド最前線

スイミングプールのセンターレーンに向かって歩く、ひとりの女性。まっすぐ前を向き、水面へ飛び込んだ女性はアニメーションへと姿を変え、水を自在に捉え、心地よさそうに泳いだ。

これは是枝裕和監督による動画作品「The Center Lane(センターレーン)」のひとコマ。美しいフォルムで水泳を披露しているのは競泳選手、池江璃花子だ。2020年に予定されていた東京オリンピックでの活躍が期待されていた池江選手に異変が起きたのは、2019年の初春のことだった。同年2月には白血病の発症を公表。その後の加療・休養を経て、12月には退院。東京オリンピックへの出場をあきらめ、2024年のパリオリンピックへの出場をめざすと発表したことは、まだ記憶に新しいことだろう。

この池江選手の競技復帰への軌跡を描いた作品「The Center Lane(センターレーン)」を制作したのは、グローバルスキンケアブランド「SK-II」だ。ブランド初のフィルムスタジオ「SK-II STUDIO」を設立し、世界で活躍する映像クリエイターやアニメーター、ミュージシャン、コンテンツクリエイターを起用。これから1年にわたって現代女性が直面するさまざまなプレッシャーに立ち向かうコンテンツを発信していく予定だという。



しかしなぜ「SK-II」が動画スタジオを設立するのだろうか。グローバルCEOであるサンディープ・セスがその背景を語ってくれた。

「『SK-II』といえば、「フェイシャルトリートメントエッセンス」というプロダクトがよく知られています。特別な酵母の独自の発酵プロセスから生み出された天然由来成分ピテラ™を主要成分とする弊社のベストセラーです。桃井かおりさんや綾瀬はるかさんのCMでもおなじみですよね? この商品は実は発売以来40年、ほとんど処方を変えていないんです。つまり、我々のベストセラーであり、ロングセラーでもあるということ。

このことは、桃井さん、綾瀬さん始め、長年『SK-II』をご愛用いただいている方々の肌に影響を及ぼしているのはもちろん、ひいてはその方々の生活や人生にも影響を与えているのではないか―—そんな想いから、我々は2016年から「運命を変えよう。~#CHANGEDESTINY」というブランドテーマを掲げ、さまざまなキャンペーンを展開してきました。

なかでも、動画『婚活マーケットを乗っ取ろう』では『カンヌライオンズ2016』のグラスライオン賞およびPR部門の金賞を受賞。年齢をテーマにした『期限なんてない』(2017年)、世代間の価値観の違いをテーマにした『私たちの中間地点』(2019年)、結婚をはじめ女性が直面する社会的期待からのプレッシャーについて取り上げたドキュメンタリーシーズ『タイムライン』(2019年)」を通して、“運命は決められたものではなく、自らの選択によって切り拓けるもの”というメッセージを発信し続けてきました。我々の動画コンテンツを通じて、多くの女性をインスパイアし、勇気づけてきたわけです」

文=秋山 都

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