ビジネス

2021.03.29 11:30

テスラの初代CTOのバッテリー企業、電子ごみ再生大手ERIと提携


ソーラーパネルのリサイクルを始動


「我々が事業を始めた当初、リチウムイオン電池は大した問題ではなかった。しかし、その後はリチウムイオン電池が急激に普及し、大きな問題となった。また、ソーラーパネルのリサイクルについては、まだ誰も解決策を発見していない。つまり、電子廃棄物リサイクルのラストツーマイルは、バッテリーとソーラーパネルの問題に対処することだ」とShegerianは話す。

Shegerianとストラウベルは、出会ってからお互いの会社のオペレーションを点検し、協業の可能性を検討したという。「我々は米国で最大のバッテリー回収業者であり、ソーラーパネルを切り刻む方法も編み出したが、処理した原材料をどうしてよいかわからなかった」とShegerianは話す。

「ストラウベルは私の顔を見て、“ジョン、わかった。原材料を我々に送ってくれ。この提携は、最高の組み合わせだ”と言った」とShegerianは述べた。

ストラウベルによると、ソーラーパネルのリサイクルはまだ初期段階にあるが、両社にとって大きな可能性を秘めているという。

「ERIとの提携によって、我々はソーラーパネルのリサイクル市場に参入し、事業について学習することができる。ソーラーパネルを処理するソリューションを共同で開発し、電子機器などに再利用していきたい」とストラウベルは語った。

編集=上田裕資

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