2016年創業のMATE.BIKEは、クラウドファンディングによって初代のモデルを発売。続く2018年に新モデル発売に向けて行った海外のクラウドファンディングでは、およそ19億円もの資金を集め、ヨーロッパ史上最も成功したプロジェクトとなった。
日本でもクラウドファンディング「CAMPFIRE」にて2020年4月からの2カ月間で、1億8580万円以上を集めるなど、待望されていた。
これまでの電動自転車とは一線を画す9色展開のスタイリッシュな見た目や、エコフレンドリー思考の高まりから「新しいクールな乗り物」として注目を集めている。
電動自転車ながら簡単に折りたたみができ、4時間の充電で80km走行できる。バッテリーの取り外しが簡単にできるため、自転車置き場にコンセントがなくてもどこでも充電できることも特徴だ。さらにハンドル中心部の液晶やブレーキなど、各部品に繋がるコードがわかりやすく色分けされているため、整備や修理が簡単にできるのも魅力だ。
「MATE.BIKE」創業者のChristian Adel MichaelとJulie Kronstrøm Carton兄弟
日本でのローンチに先駆けて、ブランドの創業者であるChristian Adel MichaelとJulie Kronstrøm Carton兄弟がオンラインインタビューに登壇した。
開発したE-BIKE(電動自転車)について「MATE.BIKEを創業した2016年当時、E-BIKEは買いたいと思うようなかっこいいものではなかった。だから高いデザイン性とデンマークの技術を組み合わせた、urban coolなオリジナルのものを作りたかった。空を飛んでるようなスムーズな乗り心地なので、MATE.BIKEに乗る人にハッピーな気持ちになってもらいたい」と語った。
実際の乗り心地は? 漕ぎ始めに驚き
電動自転車は普通の自転車と比べて馬力が出るため、長距離の移動も視野に入れることができる。実際乗り心地はどうなのか、気になるところだ。
試乗してペダルを漕ぐと、その滑り出しに驚いた。ほんの少しの力で驚くほどしっかりと、スムーズに前進する。通常の自転車は漕ぎ始めると徐々に加速してスムーズな走りになっていくが、この電動自転車は最初の一漕ぎが最もパワフルで、その後しばらく漕ぐのを忘れてしまいそうになるほどだ。まさに「空を飛べるなにか」に乗ったらこんな感覚なのだろうな、と思う。
電動アシストされていることを感じ、自転車よりもしっかりとした「乗り物」に乗っている感覚がある。さらにタイヤがかなり太いため安定感があり、走行の楽しさに集中できる。外気を感じられる自転車ならではの爽快感も相まり、いろいろな場所を走ってみたくなる。