ペロトンとアディダスが提携、インクルーシブな姿勢を強調

(C)ADIDAS X PELOTON

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在宅フィットネスのペロトンとアディダスは3月18日、共同で新たなアパレル製品ラインを立ち上げると発表した。両社の声明によると、この製品ラインは「心身の健康、インクルーシブな社会、コミュニティを重んじる共通の価値観」を反映したものだという。
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提携の目的について両社は、「コミュニティの一体感ををさらに高め、『最高の私』になれるよう、人々に力を与えていくため」としている。

今回発表されたコレクションは11のアイテムからなり、両社のウェブサイトに加えて、一部のアディダスの店舗とペロトンのショールームで販売される。インクルーシブな姿勢のあらわれとして、サイズ展開は2XLまでと幅広く、ユニセックスのアイテムも用意されている。

ペロトンの人気インストラクターらの協力を得てデザインされたこのコレクションは、両ブランドが取り組んでいくコラボレーションの始まりを告げるものだ。
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コミュニティ重視の姿勢


フィットネス関連のアパレルセクターは、続々と新たな企業が参入し、話題に事欠かない。そんななかでも、今回の提携は、ブランドがコミュニティを育て、積極的に関わりを持つことの重要性を浮き彫りにしている。

特に拡大志向のブランドにとっては、こうしたコラボレーションが戦略的に重要であることが示されている。こうしたブランドは、自社の熱心なファンに対してユニークな製品を提供するだけでなく、積極的な愛好者たちのコミュニティを持つ別のブランドと提携することによってリーチを広げたいと考えている。

アディダスのゼネラルマーネージャー(グローバルトレーニング担当)を務めるエイミー・アラナは、この点についてこう発言している。「私たちはすばらしいチャンスを手にしている。互いに結びついたコミュニティの成長に寄与し、自宅で新たなフィットネスの旅に乗り出そうとする人たちを今後もサポートし続けるというチャンスだ」

ペロトンのアパレル担当バイスプレジデント、ジル・フォーリーも同様に、アディダスとのコラボレーションが「両社それぞれのコミュニティを結びつける、かけがえのない場」を作りだしたと指摘し、「とりわけ今は誰もが、人と結びついているという感覚を切望している」と強調した。
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翻訳=長谷睦/ガリレオ

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