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レイチェル・レヴィン(Getty Images)

合衆国上院は3月24日、レイチェル・レヴィンを保健福祉省次官補として承認することを決議した。レヴィンは、これにより米国史上初のトランスジェンダーの連邦政府高官となった。

共和党のスーザン・コリンズ議員やリサ・マコウスキー議員らの支持を受けたレヴィンの承認案は、賛成票52・反対票48で可決された。

レヴィンはこれまで、ペンシルバニア州の保健省長官として、新型コロナ対策を率いてきた。

公聴会で、レヴィンは共和党のランド・ポール上院議員からトランスジェンダーの若者の医療に関する質問を受けたが、その際にポール上院議員は性別適合手術を「性器の切除」と比較したため、LGBTQグループから批判を浴びていた。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、レヴィンは今後バイデン政権のコロナ対応に協力するだけでなく、トランスジェンダーの若者をサポートする活動に全力を尽くしていくという。

レヴィンは声明で次のように述べた。「私は、あなたたちが多くの困難な課題に直面していることを知っている。悲しいことに、世間には他人のアイデンティティや弱みにつけこんで、攻撃を加える人々が居る。そのような攻撃をすぐに無くすことはできないが、私はあなたたちをサポートし、擁護するためにできる限りのことをしていく」

.共和党のパット・トゥーミー上院議員は、過剰なロックダウンに反発する姿勢を示すためにレヴィンに反対票を投じたと述べた。彼はまた、ペンシルバニア州の老人ホームでの死者数が増えた責任の一端は、レヴィンにあるとも述べた。

「ペンシルバニア州では、他の州よりも多くの老人ホームの高齢者たちが、パンデミックに苦しめられた。この結果は、レヴィン博士らの不適切な判断が招いたものだ」とトゥミーは声明で述べた。

レヴィンの指名は、共和党議員らがトランスジェンダーの若者を対象とした新たな法案を各州で提出する中で行われた。これらの法案は、トランスジェンダーのアスリートたちが、自認するジェンダーに合った競技に参加することを妨げたり、トランスジェンダーの若者がホルモン療法や手術などの医療行為を受けることを禁止しようとするものだ。

編集=上田裕資

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