シャオミの1万3000円のスマートウォッチMi Watchはどこまで使える?

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明るいディスプレイ


Mi Watchの最大のセールスポイントはディスプレイだ。1.39インチのOLEDパネルは解像度454×454 で、価格が3倍のスマートウォッチに匹敵するスペックだ。また、ローエンドなトラッカーには珍しく、周囲環境に合わせて輝度を自動調整するセンサーを搭載している。

しかし、サムスンのGalaxy Watch 3やアップルウォッチに比べると、メニュースクリーンが滑らかにスクロールしない。この要因としては、リフレッシュレートの低さが考えられる。リフレッシュレートを高くすれば、バッテリーの持ちが大幅に悪化するため、あえて低くしていると思われる。

このこと自体は悪いことではないが、ユーザーによっては、アップルウォッチのようなバッテリー駆動時間が1〜2日程度の製品と同等のユーザビリティを期待するかもしれない。

しかし、より大きな課題は、ウェイクアップジェスチャーへの反応だ。Mi Watchは、バッテリー駆動時間を長くするために、ウェイクアップジェスチャーを細かく設定している。高感度モードに設定すれば反応が改善するが、ここにも課題があるとの印象を受けた。

また、「常にオン」モードに設定したり、画面タイムアウトの時間をカスタマイズすることも可能で、筆者は、今後のテストで、これらの設定によってバッテリー駆動時間がどの程度短くなるかを検証したいと思っている。

Mi Watchの利便性を高めるためのカスタマイズを行った場合、バッテリー駆動時間は現状の16日間から7日程度になると筆者は推測している。

編集=上田裕資

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