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タイガー・ウッズ(Getty Images)

プロゴルファーのタイガー・ウッズ(45)は、米ビデオゲームメーカーの2Kとパートナーシップ契約を結んだ。同社のゴルフゲーム「PGAツアー2K」シリーズで肖像などの使用を認める。自動車事故で重傷を負ったウッズだが、仮にこのまま引退に追い込まれても、実入りのよい第二の人生が待っている。

2Kとの契約は16日に発表された。金銭面の条件は公表されていないが、過去の類似の契約から推測するとウッズに相当な額の収入をもたらしそうだ。ウッズは別のビデオゲームメーカー、EAスポーツと結んでいた契約の最終年にあたる2013年、同社のビデオゲーム「タイガー・ウッズ・PGAツアー」からフォーブスの推定で900万ドル(約9億8000万円、以下すべて足元の為替レートで換算)の収入を得ていた。

ウッズは先月下旬の事故で足に大けがを負い、今後も一線で活躍できるかどうか疑問視する見方も出ている。ただ、収入面への影響は軽微だろう。ウッズはこれまでゴルフツアーで巨額の賞金を得てきたが、実際はスポンサー収入やサイドビジネスなどその他の収入のほうがはるかに多く、フォーブスの推定で15億ドル(約1630億円)にのぼる生涯収入の9割超は後者が占めているからだ。

ウッズはナイキやゴルフ用品メーカーのテーラーメイド、エナジードリンクの「モンスターエナジー」などとスポンサー契約を結んでいるほか、ゴルフコース設計ビジネスも手がけ、昨年には初のパブリックコースがミズーリ州にオープンしている。さらに、ディズニーのストリーミングサービス「GOLFTV」やハーパーコリンズなどとコンテンツ契約も交わしている。

偉大なゴルファーは引退後も稼げるというのが伝統になっており、なかには引退後のほうが現役時代よりも収入が多い人もいる。

2009年に引退したゲーリー・プレーヤーは現役時代からゴルフコースの設計をしており、2015年にはフォーブスの引退したスポーツ選手の所得ランキングで6位(推定2100万ドル=約23億円)につけている。グレッグ・ノーマンはコース設計のほか、ワインや不動産、和牛などに事業を広げ、同じランキングで9位(推定1600万ドル=約17億円)に入っている。

2005年に引退したジャック・ニクラウスも、やはりゴルフコース設計ビジネスなどを営み、フォーブスによると生涯収入は2017年時点でインフレ調整済みで推定12億ドル(約1310億円)。また、2016年に亡くなったアーノルド・パーマーは引退後もライセンスビジネスや飲料、アパレルブランドなどで稼ぎ、生涯収入は13億ドル(同)に達した。

フォーブスは2018年時点のウッズの純資産額を8億ドル(約870億円)と推定している。フォーブスによる最新の「世界で最も稼ぐスポーツ選手」ランキングでは、2020年6月までの1年間に6230万ドル(約68億円)を稼ぎ、8位となっている。

ウッズは選手としてのキャリアは終わりに近づいているかもしれないが、ゴルフ界のほかのレジェンドたちと同様、資産は今後も膨らみ続けそうだ。ちなみにウッズは、これまで1億2100万ドル(約132億円)の賞金を獲得しているPGAツアーの年金として、推定で2000万ドル(約22億円)超の年金を受給する資格もある。

編集=江戸伸禎

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