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2021.03.29 15:00

ラグジュアリーカード、コロナ禍でも利用額が過去最高に。2020年新富裕層の消費動向は?


人気優待から見るwithコロナ時代の余暇の動向:おうちグルメや、密を避けた環境でアクティブに楽しむ


□「お取り寄せワインが高い順に完売」「お取り寄せグルメが2日間で120万円分販売」など、グルメへの飽くなき探求心
□「貸切ディナーが数時間で完売」、「屋外アイススケートリンクが会期中数百人動員」、「スイートルーム稼働率約5.6倍」など密を避けた環境でのアクティブな消費意欲
□ コンシェルジュへの依頼はGIFT&SHOPカテゴリーが140%。2020年の緊急事態宣言後の6月にはレストラン予約がすぐに回復。 フード&ダイニングに関する依頼は内容に変化あり

カテゴリーごとの分析では社会貢献や健康への高まり、そして密を避けた野外アクティビティが好調であることはうかがえたが、withコロナ時代の余暇をどのように過ごし方をしていたか実績を見てみると、「おうちグルメ」や密を避けた環境でアクティブに楽しんでいる様子がみられた。

特に目立ったのは、ホームソーシャルアワー(会員限定ソーシャルイベントで提供されるワインが家でも楽しめる企画)で10万円以上するワインをはじめ、会員限定ワインが完売することも。前述の取り寄せグルメ「割烹 TAJIMA」のミールキット(10000円~50000円/税別)が2日間で120万円分販売など、おうち時間でもグルメへの興味関心は依然として高いようだ。

さらに、密を避けた環境で感染症対策に気を配りながら楽しみたいという、アクティブな消費意欲もうかがえる。

カテゴリーごとに見たゴルフ利用、ETC利用の高まりのほか、特別優待として提供した「鮨さいとう」の貸切ディナー(70000~80000円)や、ザ・リッツ・カールトン東京の人数ディナー(20000円)がそれぞれ数時間~1日も経たずに完売、屋外アイススケートリンクの会員貸切が全4回の会期を通じて数百人の動員、おこもり・ステイケーション優待として提供したホテルスイートルームが、優待提供後1週間でスイートルーム稼働率が約5.6倍になった。

2021年には再び発せられた緊急事態宣言を受け、豊かなおうちグルメを体験できる、おうち時間優待を開発した。

・10週連続5分で完売の幻の日本酒『鷹ノ目(ホークアイ)』を3日間、期間・数量限定で販売したところ、各日5分で完売(2月実施済)
・会員向けに用意した限定優待のお取り寄せワイン「シャブリ」が最も高い1セット30000円から高価な順番に完売
・コーヒーやコーヒーカクテル/モクテルを自宅でも楽しめる『Luxury Cafe BEYOND COFFEE』を開発(2月下旬より販売)
・本店ではテイクアウトのみ受け付けていない『ケンズカフェ東京のガトーショコラ』を会員様限定で全国へ発送(4月~12月実施予定)
・自宅にシェフを呼べる『シェフ出張サービス』の優待も実施



また、高いリピート率を誇るラグジュアリーカードの優待の一つ、24時間365日対応のコンシェルジュサービスにも変化が見られた。

海外旅行の予約が大幅に減る中、フード&ダイニングカテゴリーがリクエスト全体に占める割合は2019年も2020年も大差がなかったが、リクエストの内容に変化が見られた。

内容を見てみると、大勢が集まる宴会などのニーズは減り、その代わりに「コロナ対策をしっかり行っているお店を調べて欲しい」、「テイクアウトができるお店を教えて欲しい」、「安心して食事できるレストランを紹介して欲しい」、「個室があるお店を教えて欲しい」といった、感染症対策を意識したリクエストが増えた。

また、昨年6月の緊急事態宣言後、すぐに回復を見せたカテゴリーはレストラン予約だった。もともとダイニングへの関心が高い人が多いため、安心・安全を確保した上で、外で食事ができるようになるのを心待ちにしていたと推測している。

一方で、増加した依頼は、GIFT&SHOPカテゴリー。2020年は2019年比でリクエストは140%になった。

内容は、家で楽しめる「お取り寄せ通販」をはじめ、「新型コロナウイルスの影響により実家に帰省ができないため、両親への贈り物のアドバイスが欲しい」、「遠方の孫に送るギフトを紹介して欲しい」といったリクエストなどがあった。

ラグジュアリーカード会員を中心とした新富裕層の消費動向を見ると、『社会貢献』『健康への関心』、そしてコロナ禍における『おうちグルメ』への関心が高いことがわかった。

2020年の新富裕層の消費動向を受けて、代表取締役社長の林ハミルトンは以下のように述べている。



「ラグジュアリーカード会員をはじめとする新富裕層は、世の中のトレンドに敏感で、常に新しい情報・ものを求めているように感じます。時代の流れに合せて、その時々にあった情報発信をタイムリーにしていくことが、この層を惹きつける重要な鍵となります。

未曾有のコロナ禍において、見通しの不安や消費低迷により日本の貯蓄率が過去20年で最高の44%まで高まったという報道も見受けられる中、当社はお客様の新しい生活様式に切り替えた優待を数多くご提供し、最終的には過去最高の売り上げを達成することができました。2019年と比べても利用を伸ばしており、アクティブで消費意欲の高い会員が多いように感じています。

また、会員は社会貢献への関心も高く、当社としても企業に求められるSDGs活動の一環として、まず、優待サービスでレストラン送迎をするリムジンサービスの配車を環境に優しい車種へ100%切り替えを目指してまいります。今後も一歩二歩先を見据え、ニーズにあったサービス、企画を発表してまいります。」

PR TIMESより

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