ビジネス

2021.03.24

デジタル依存の現代人にうってつけ。ボードゲームもサブスクで


ホーガンがハント・ア・キラーを創業したのは、海軍時代に妻と立ち上げた軍用ウェアの会社がうまくいかなくなったからだ。

10万ドル相当の売れ残りのTシャツを何とかしようと考えたホーガンは、11年にスミスと組んでホラーをテーマにしたマラソンイベントを企画。会社は結局倒産してしまったが、その経験がふたりに起業家への道を歩ませることになった。そして16年、「ハント・ア・キラー」の第1作が完成。会員は、18年末までに5万5000人に達した。

次なる目標は販路の拡大だ。20年9月からアマゾンで主力ゲームを30ドルで、10月から大型スーパー「ターゲット」で販売を開始。さらに、ホラー映画『ブレア・ウィッチ』や少女探偵『ナンシー・ドルー・ミステリ』シリーズとのブランドコラボも進行中だ。


ライアン・ホーガン◎ハント・ア・キラー共同創業者兼CEO。2016年に同社を創業。アナログな手法で謎解きの手がかりをプレイヤーに届けるサブスクリプションゲームを販売。2018年末までに会員は5万5000人に。

文=エリザベス・ブライアー 写真=テイラー・カースル 翻訳=岡本富士子 / パラ・アルタ 編集=森 裕子

この記事は 「Forbes JAPAN No.076 2020年12月号(2020/10/24発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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