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ヘンリー王子夫妻(Photo by DANIEL LEAL-OLIVAS - WPA Pool/Getty Images)

英国のヘンリー王子とメーガン妃が米人気TV司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューの中で暴露したことの中には、王室が夫妻に対する資金面での援助を断ち切り、夫妻は自らの身の安全を保つための莫大な費用を捻出しなければならなくなったことがある。

フォーブスがセキュリティーの専門家4人に話を聞いたところ、夫妻が24時間体制の警護を依頼すれば、そのためにかかるコストは年間およそ200万~300万ドル(約2億2000万~3億3000万円)になるという。

夫妻が昨年初め、英王室の公務から引退する意向を表明、カナダに滞在していた間は、世界中のどこでも王室メンバーの警護を担当するロンドン警視庁の職員が、夫妻に同行していた。だが、それは夫妻の王室離脱が決定するまでのことだ。

4月にカリフォルニア州ロサンゼルスに移住した夫妻は当初、映画プロデューサーで富豪のタイラー・ペリー所有の警護付きの邸宅に滞在した。そして、同州サンタバーバラの海沿いの高級住宅地モンテシートに住まいを構えた昨夏以降は、警備にかかる費用を自ら負担している。

ただ、ハリウッドの著名人なら誰でもそう指摘するとおり、警護が必要なのは、広大な敷地とそこに建てられた邸宅だけではない。外出する際には警備会社が事前に行き先にチームを派遣して安全を確認し、移動中は警護車が車列を組んで同行する。

警護担当者は脅威を特定するため、常時SNSへの投稿を監視し、地元警察とも連絡を取り合う必要があるだろう。パパラッチを追い払うために、おとりを使うこともある。

セレブは常時リスクに直面


警備会社APAセレブリティ&エグゼクティブ・プロテクション・グループのD-テフロンはヘンリー王子について、「リスク評価が適切に行われていなかったことで母親を失った」と述べている。ダイアナ元妃は1997年、パパラッチの執拗な追跡を受け、自動車事故で死亡している。

一方、ビバリー・ヒルズに拠点を置く警備会社、ワールド・プロテクション・グループのケント・モイヤー最高経営責任者(CEO)は、「ヘンリー王子は初心者ならではの過ちを犯した」と指摘する。

編集=木内涼子

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