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2021.03.16

【3月第2週資金調達まとめ】治療アプリ開発のCureAppが21億円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、3月2週目の“注目のトピック”として選ばれた7件の資金調達について紹介する。

CureApp


調達額:21億円
調達先:三井住友トラスト・インベストメント / 新生インパクト投資 / 社会変革推進財団 / SMBCベンチャーキャピタル / 豊島 / ヘルスケア・イノベーション / Saisei Ventures / 第一生命保険 / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ / コシダカホールディングス / 商工組合中央金庫
備考:商工組合中央金庫からは融資で調達 / 三井住友トラスト・インベストメントは、ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合を通じて出資 / 新生インパクト投資、社会変革推進財団は日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合を通じて出資 / ヘルスケア・イノベーションはヘルスケア・イノベーション投資事業有限責任組合を通じて出資

医療機関向けの、病気を治療する治療法アプリ「治療アプリ」を提供するスタートアップ。

「治療アプリ」は、従来の医薬品やハードウェア医療機器では治療効果が不十分だった病気を治すための、“デジタル療法”という新たなアプローチである。患者の行動変容に力点を置き、開発されている。

スマートフォン等を通じて得られる日々のデータを、医学的知見を搭載したアルゴリズムが解析し、患者一人ひとりに個別化された治療介入を実施。医療従事者にも適切な診療データを提示することにより、診療の質の向上をはかることができる。

2021年3月には、三井住友トラスト・インベストメント、新生インパクト投資、社会変革推進財団、SMBCベンチャーキャピタル、豊島、ヘルスケア・イノベーション、Saisei Ventures、第一生命保険、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、コシダカホールディングスを引受先とした第三者割当増資と、商工組合中央金庫からの融資で、21億円の資金調達を実施した。

調達した資金は、既存サービスの拡大に充当する。
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文=STARTUP DB

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