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2021.03.15 08:30

史上最高額のNFTアート落札した「シンガポールの謎のファンド」

(C)CHRISTIE'S


Metapurseがビープルの作品を落札したのは今回が初めてではない。TwobadourとMetakovanは昨年12月のセールでもビープルの作品100点を購入し、それをCryptovoxelsと呼ばれるバーチャル空間の土地と組み合わせて独自のトークンとして販売した。二人はNFTの相当なコレクションを構築しており、その価値は今回の落札の前に少なくとも2億ドル以上に達していたという。
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暗号資産に詳しい人であれば、MetakovanとMetapurseという名前を見て、彼らが「メタバース」と呼ばれるアイデアの信奉者であることに気づくだろう。メタバースとは、映画「マトリックス」や「レディ・プレイヤー・ワン」に出てくるような、リアルとデジタルの世界の境界線が曖昧になった世界を示す概念だ。

MetakovanとTwobadourたちは、いつか自分たちが収集したNFTアートを展示する巨大なバーチャルミュージアムを構築したいと考えている。

「私たちは、それを5000 Daysにふさわしいものにしたい。ブラウザやVRヘッドセットを用いて世界のどこからでもアクセス可能な、没入感があるエクスペリエンスを目指している」と、Twobadourは述べている。
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ただし、それはすぐに実現できるものではないという。「今はただ、自分たちが歴史に名を残すことができたという喜びに浸っている」と彼は続けた。

編集=上田裕資

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