Punk 7804 bought for 4,200 ETH ($7,566,173.88 USD) by 0xf4b4a5 from 0x03911f. https://t.co/0aatHjfooI #cryptopunks#ethereumpic.twitter.com/TrMgPUK0Hn
— CryptoPunks Bot (@cryptopunksbot) March 11, 2021
これはドルに換算すると約750万ドル(約8億1400万円)という価格だ。クリプトパンクは2017年にノン・ファンジブル・トークン(NFT)のパイオニア作品として登場し、1万体が存在するが、CryptoPunk #7804はその中で最高額となった。
NFTのデータ集約サイトであるCryptoSlamによると、CryptoPunk #7804は、今から約3年前の2018年1月に最初に購入されたが、その際の価格は12イーサリアムだった。その後、今年に入り再び売りに出されていた。
先月の時点で、最も高額なクリプトパンクは、2月19日に売却されたフェドーラ帽をかぶった猿のキャラクター(CryptoPunk #6965)で、800イーサリアム(当時の価値で150万ドル)の値がついていた。
クリプトパンクは、アルゴリズムで生成された24x24ピクセルのアート画像で、ニューヨークのソフトウェア会社Larva Labsが2017年に公開した。1万体の所有権はすべて、イーサリアムのブロックチェーンに記録され、その希少性が担保されている。
公開当初は、イーサリアムのウォレットを持っている人なら誰でも、クリプトパンクを無料で入手できたが、今ではマーケットプレイスで高額で取引されており、希少性が高いキャラクターは特に高額となっている。ほとんどのキャラクターは「パンクな見た目の男性や女性」だが、猿やゾンビ、エイリアンは数が限られており、特に宇宙人は最も希少で、9体しか存在しない。
直近の1カ月間で、2199体のクリプトパンクがマーケットプレイスで販売されており、総売上は1億ドルを超えている。
クリプトパンクは、NFT分野で最も高額なキャラクターを送り出してきたが、3月11日には、クリスティーズに出品された米国のアーティスト、ビープル(Beeple)の作品が6930万ドル(約75億円)で落札され、NFT史上最高額となった。