仕事で的確な判断力があることを示す5つの方法

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経験は高い判断力を育てる役に立つことが多いが、経験年数だけでは十分ではない。キャリアのどの地点にいたとしても、良い判断力を身につけ、それを同僚に示すことは可能だ。

ここでは、的確な判断力を持っていることを示す5つの方法を紹介する。

1. 批判的に考え、曖昧さや複雑な問題にうまく対処する


的確な判断力がある人は、過去を認めつつ未来について考える時間を取る。将来改善を加える場合の参考として、学びを得るのだ。こうした人は、高い志を持ちつつもまた問題が起きるかもしれないこと(同じことが起きる可能性もある)を理解している。

批判的に考えることができれば、困難な状況をよりうまく切り抜けられる。異なる視点や可能性を考慮するよう頭を訓練し、全ての情報がそろっていなくても自信を持って決断を下すことができるようになった状態だ。

パズルの全てのピースを認識していない状態で決断を下さなければならないときもある。全てのピースが分からない中でも良い選択をすることは、自分に適切な判断力が備わっていることを示すチャンスだ。

例えば、議員らがあなたの会社の商品に大きな制約を課すような法律の通過を目指していると知ったとしよう。

その場合は、会社がどのように意見を提示できるか、過去の規制の取り組みがどのような展開をもたらしたか、競合企業はどのように反応する可能性があるか、自社ではどのように商品を変えて対応するか、これが将来の製品開発にどのように影響する可能性があるかについて考えること。

このためには、リスクを計算して戦略的に対応し、評判を管理するため、法務や方針、製品、コミュニケーションを担当するチームとの協力が必要になる。

2. 相手の話を聞き、尊重し、あらゆる形の多様性を評価する


最終的な決断はあなたの判断に基づいて下されるが、周囲の状況も考慮すべきだ。他者の意見や懸念を聞こう。異なる意見を持つ人を尊重し、受容的になること。適切な選択ができるかどうかは、自分の決断が他者に影響を与えることを認識できるかどうかにかかっている。

3. 高く評価されている人を周囲に集める


人に尊重してもらう上では、自分と関係している人も高い評価を受けていることが役に立つ。人はあなたのことを理解する前から、あなたがどういう人と付き合っているかを基にして既にあなたについての印象を持っているだろう。評判を作るのは行動だけではない。あなたに関わる人の評判も、あなたの評判になる。
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翻訳・編集=出田静

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