成功者が、仕事で先を見越した行動を取る5つの方法

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事前に問題に対処する時間がないために、仕事で先を見越した行動を取れず、状況に対処しているだけの自分に気づいたことがあるかもしれない。

先に対策を講じることで全ての問題がなくなるわけではないかもしれないが、より効果的・効率的に問題を解決することができ、企業の評判もさらにうまく管理できるようになる。評判は貴重なものなので、先を見越して時間を捻出し、意図的に行動すること。

ここでは、先回りした行動を取るための5つの方法を紹介する。

1. 好奇心を持つ


先を見越して行動する人は知識を強く求め、学ぶことを楽しみ、新しい情報を進んで取り入れようとする。

先を見越した行動には現在の状況を超えて物事を見ることが必要で、より多くの情報を求めて手に入れようとする姿勢を指す。

2. 会社の別の部署で知り合いを作る


好奇心を培うと、異なる経歴や専門性を持つ人や同僚と交流したいと思うだろう。例えば、先回りして行動するような弁護士は、実際のプロセスを理解してリスクをよりうまく特定するため、オペレーションの専門家と連絡を取るだろう。一方エンジニアは、自分のアルゴリズムが社会に与える影響を認識し、より責任ある技術製品を構築するため広報担当者とつながろうとするはずだ。

会社で働く場合は、部署にかかわらず全員が同じチームだ。あなたの仕事は会社の評判を維持することで、評判には会社の円滑な運営が関係している。会社の円滑な運営には、分野を超えた関係構築が必要だ。

3. 質問をする


先を見越した行動を起こす人は情報収集を意図的に行い、質問をし、他者の懸念や過去に起きたこと、改善のための提案について学ぶ。

普段の活動範囲ではない分野で問題を特定するには、他者に質問をすることが必要だ。

4. 点をつなげる


情報を得たら、こうした情報がどのように一緒に機能するかを見極めなければならない。先を見越した行動を取る人は、今後何が起きるかを予想するためにこうした「点」をつなげる。

例えば、今後政府が規制を設ける可能性があると知っている場合、それにより商品開発プロセスにはどのような影響が出るだろう? 金融市場の見通しは、予算にどのような影響を与える可能性があるだろうか? 長期的な遠隔勤務により、従業員だけでなく会社のユーザーや将来の製品開発にどのような影響が出るだろう?

世界は分野別に機能しているのではない。企業の成功と持続可能性は一つの部署のみに頼れないものだ。成功を収める企業では社内の部署が協力し、従業員は問題予測のため先を見越して考えている。
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翻訳・編集=出田静

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