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Z世代の若者に人気のゲームプラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」が3月10日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。株価は取引開始直後の数分間で52%も急上昇し、時価総額は今年1月時点の評価額を50%近く上回った。

ティッカーシンボルRBLXで取引されるロブロックスの株式は、新株を発行しないダイレクトリスティング(直接上場)の形式で上場した。初値は64.5ドルで、取引所が事前に示す参考価格45ドルを上回った。

ロブロックスの時価総額は、当日の終値(69.50ドル)ベースで383億ドル(約4兆1500億円)に達した。今年1月に5億2000万ドルを調達した際の評価額は295億ドルだった。

カリフォルニア州サンマテオ本拠のロブロックスは、2004年にCEOのデービッド・バズッキらによって設立された。ロブロックスは、ユーザーが独自のオンラインゲームを開発して公開できるプラットフォームで、ゲームの収益の一部はクリエイターに還元される。

フォーブスは現在58歳のバズッキの保有資産が、上場によって約14億ドル増加し、42億ドルに達したと試算している。

ロブロックスの売上は昨年、パンデミックの追い風を受けて82%も上昇し、9億2390万ドルを記録したが、純損失も急拡大し、2020年の損失は2億5770万ドルに達した。2019年の損失は7100万ドルだった。

「2004年に、私たちは世界をつなぐというビジョンを持ってロブロックスを設立した。上場を果たした今、当社のプラットフォームは、何十億人もの人々が集まって、学び、働き、楽しむための場に成長するポテンシャルを秘めている」と、バズッキはツイートした。

ロブロックスは、今年の業績が昨年ほど強力なものになるとは考えてない模様だ。CFOのMichael Guthrieは、3月初めの声明の中で、「当社の2020年の売上は、ソーシャルディスタンスの制限を受けて上昇したが、これらの制限が緩和されるにつれ、2021年の成長率は2020年を大幅に下回ることが予想さる」と述べていた。

ロブロックスは今年の年末までに、DAUが3640万人に達すると予想している。これは、2020年末との比較で約12%の増加だ。同社によると、米国では9歳から12歳までの子供たちの3分の2が同社のプラットフォームを利用しているという。

編集=上田裕資

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