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今年に入り、音楽業界では「NFT」というブロックチェーン技術が注目を集めるようになった。NFTというのは、Non Fungible Tokenの頭文字をとったもので、直訳すると「代替不可能なトークン」ということになる。

NFTはここ最近、アートや音楽、著名人やゲームのキャラクターなどの様々なアイテムに利用が拡大しており、それらの所有者を記録するトークンが高額で売買され、話題となっている。このテクノロジーが最初に注目を集めたのは、2017年にDapper Labsがリリースした「CryptoKitties(クリプトキティ)」と呼ばれるゲームで、デジタルの猫のキャラクターに17万ドルもの大金を投じる人が現れて話題となった。

先日は全米プロバスケットボールのNBAのブロックチェーンゲームの売上が、200億円を突破したとのニュースが話題を呼んだが、このゲームもNFTを活用したものだ。

2月14日のバレンタインデーにはZoraというプラットフォームで、デジタルの花のNFTが2万ドルで販売された。グラミー賞を受賞した音楽プロデューサーRACのビデオクリップは、SuperRareというプラットフォームで2万6000ドルの値がついた。

さらに、ダフトパンクも解散の直前に、Raribleと呼ばれるマーケットプレイスで複数のNFTを発行しており、リンキン・パークのマイク・シノダの作品も、Zoraのオークションで3万ドルで落札されていた。

アーティストにとってNFTの大きな魅力は、初回の販売以降も、作品が転売される度に販売金額から一定のロイヤリティ収入が得られることだ。

多くの起業家は、ブロックチェーンを活用すれば一般的なアーティストでも、最終的にはスーパースターのような報酬を得ることが可能になると考えたが、NFTにおいては、著名なアーティストだけが大金を手に入れているのが現状だ。

編集=上田裕資

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