ライフスタイル

2021.03.14 16:00

モダンに再解釈された2ウェイバッグ


小暮:最近は外でデジタル機器を使って作業するのは当たり前です。すぐにパソコンなどにアクセスできるというのはとても便利です。

森岡:外装の下のポケットははっ水性を備えたPVCコーティングのポケットですし、底面をガードする底びょうが付いていますので、地面にバッグを置いたときでも汚れにくい。

小暮:まさに至れり尽くせりの機能とデザインを備えたバッグですね。それに普通、2ウェイ用にデザインされていても、なかなか2通りで使おうとは思えないバッグもありますが、これは本当に2通りに使えます。

森岡:私が注目したのはロゴ使いです。一般的なバックパックはロゴを強調したものが多いのですが、このモデルは控えめな色使いで、立体的なラバープリントを使って高級感を演出しています。ファスナーの引き手なども洗練されたデザインですし、これならばスーツにバックパックを合わせても違和感を覚えることはないと思います。

小暮:フロントパネルの「デューロン」と呼ばれるポリウレタンコーティング素材の色合いもシック。表面にキズが付きにくい素材で、ビジネス用には最適だと思います。

森岡:まさに昨今のビジネススタイルの変化に合わせて開発されたバックパック。ラゲッジやバッグづくりに長い歴史と経験をもつ「サムソナイト」らしい製品です。


森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ、現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure|fashion direction by Hiroshi Morioka | edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN No.077 2021年1月号(2020/11/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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