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フェイスブックは、インスタグラムの動画作成機能「リール(Reels)」で作成した動画を、フェイスブックで共有可能にするテストをインドで行っている。同社は昨年8月に、TikTokを模倣した機能のリールを、インスタグラムに実装していた。

インドの経済メディアEconomic Timesによると、フェイスブックはこのテストの一環として、現地の選ばれたクリエイターたちがインタグラムのリールで作成した動画を、フェイスブックの「おすすめ」に表示出来るようにしている。

さらに、ロイターの記事によると、フェイスブックは今後、本家アプリにも独自のリール機能を設置する計画という。

インド政府は、中国との外交上の緊張の高まりを受けて、中国企業のアプリを禁止しており、TikTokも昨年8月に禁止された。そのため、インドはフェイスブックやインスタグラムにとって、TikTokとの競争に直面しない数少ない市場となっている。

インドのFB利用者は4億1000万人


インドのIT大臣ラヴィ・シャンカル・プラサードが先月開示したデータによると、フェイスブックはインドで4億1000万人の利用者を抱えており、同社にとってインドは最大の市場となっている。米国とカナダの利用者数は合計で2億5800万人とされている。

インスタグラムもインドで2億1000万人のユーザーを抱えており、リールをフェイスブックで利用可能にすることで、さらなるユーザーベースの拡大が狙える。

フェイスブックはTikTok以外にも他の人気アプリの機能を模倣しており、スナップチャットの消えるメッセージやストーリー機能、Twitchのライブゲームストリーミングなどの自社版を組み込んできた。

フェイスブックのリール機能は、TikTokのような単独のアプリではなく、アプリ内の機能として存在するため、コンテンツが発見されにくくなる可能性がある。

フェイスブック傘下のワッツアップにとっても、インドは世界最大の市場で、5億3000万人以上のユーザーを抱えている。ワッツアップにも今後、リールが導入されるかどうかは現時点では不明だ。フェイスブックは以前、スナップチャットにインスパイアされた機能のストーリーズ(ワッツアップではステータス)を、同社の3アプリの全てに段階的に導入していた。

編集=上田裕資

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