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2021.03.09

【3月第1週資金調達まとめ】決済ゲートウェイサービス展開のインフキュリオンが24億円の調達


カミナシ


調達額:11億円
調達先:BEENEXT / Coral Capital
備考:シリーズAラウンド / BEENEXTはALL STARS SAAS FUNDを通じて出資

ブルーカラーの現場管理のためのプラットフォーム「カミナシ」を開発・提供するスタートアップ。

「カミナシ」は、工場や店舗などの現場において、従来、紙やエクセルで行われていた点検記録や作業記録などの手書き情報をデータ化し、集計から報告、改善までの現場管理業務をノーコードで業務アプリにすることができるプラットフォーム。正しい作業手順の徹底や作業記録のリアルタイムな一元管理を実現している。プロダクトローンチから8カ月で導入社数は約70社を数え、14の業界に導入されている。

2021年3月にシリーズAラウンドでBEENEXTとCoral Capitalなどから約11億円を調達したことを発表した。

今回調達した資金は、「カミナシ」の開発および採用・組織体制の強化にあてる予定だ。また生産工程に代表される、より複雑度の高い現場業務フローのデジタル化の推進や、IoTセンサー、AIなどの最新技術との連携、他の現場向けサービスとのカミナシ上でのシームレスなAPI連携などを実現していくという。

Okage


調達額:5億5000万円(融資含む)
調達先:TBSイノベーション・パートナーズ / K4 Ventures / みずほキャピタル / 農林中央金庫 / グローバル・ブレイン / 商工組合中央金庫
備考:グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fundを通じて出資

モバイルオーダーやセルフレジを中心にクラウドで店舗データを一元管理できるフードサービスDXプラットフォーム「Okageシリーズ」を提供する企業。

「Okageシリーズ」は外食業界の3大課題である人手不足・インバウンド対応・中食対応を、自動化・多言語対応・モバイルオーダー・セルフレジなどで実現するクラウド型店舗ソリューションである。

また、同社が提供する「オーダーブック」は紙のメニューイメージをそのまま簡単に注文アプリ化ができ、紙の閲覧性とECの効率性を両立させたサービス。

短期間で電子化されたメニューの作成ができるため、アルバイト店員などの入替えやシフト勤務のための集合研修などオペレーション教育に時間をかける必要がなくなる点が高い評価を受け、大手外食チェーンを含む多数の店舗で導入が進んでいる。

2021年3月にはグローバル・ブレイン、農林中央金庫、TBSイノベーション・パートナーズ、K4Ventures、みずほキャピタル、商工組合中央金庫を引き受け先に5億5000万円の資金調達を実施。

本調達によりこれまでに提供してきた同社のサービスを更に進化させることで、"フードサービスDXプラットフォーム"としての位置づけを目指していく方針。
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文=STARTUP DB

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