日本の女性リーダーたちからあなたへ 国際女性デーに考えたいこと

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3月8日は国際女性デーだ。

20世紀初頭に北米やヨーロッパで起こったデモに端を発し、1975年に女性の社会参加と地位向上を訴える日として国連により制定された。

今日は、これまで声をあげてきた女性たちの軌跡に目を向け、未来の私たちへの誓いと勇気を新たにする日だ。

Forbes JAPANでは、日本を率いる女性リーダーたちからのメッセージを紹介する。


オペラ歌手・グロービス経営大学院大学准教授 武井涼子

「宇宙にもいける人類が女性問題を解決できないのは、真剣にこの問題を解こうと思っていないからよ」(ミシェル・オバマ談)

今や世界では、インクルージョンは地球存続のために重要な切迫した問題だと捉えられています。真剣に考えなくてはならない時が来たというわけです。まずはわかりやすいジェンダー、なかでも女性問題の解き方から自分なりにとことん考えてみる。そんなハードコアな日にしてみるのも素敵ですよね。

武井涼子
武井涼子◎声楽家とマーケターのマルチキャリアを歩む。電通、マッキンゼー、ウォルト・ディズニーなど主に外資系企業での長年のマーケティング実務経験に基づき、著述に加えグロービス経営大学院におけるカスタマー・ジャーニー&ブランディングの授業開発などマーケティング教育を行う。オペラ歌手としてステージに立ちつつ、プロデューサーとしても多くのコンサートや教育プログラムを展開。

ウィズグループ代表取締役 奥田浩美

「女性のために」「未来のために」と、私達は頑張ろうとするけれど、まずは「自分のために」身近なことに目を向けて解決していこう。あなたにとっての身近な女性の課題は世界においても身近な課題だ。

あなたがまず幸せになろう。真っ向から向き合おう。

奥田浩美
奥田浩美◎1991年にIT特化のカンファレンス事業を起業。2001年に株式会社ウィズグループを設立。2013年には過疎地に株式会社たからのやまを創業し、地域の社会課題に対しITで何が出来るかを検証する事業を開始。情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書」検討委員、「医療系ベンチャー振興推進会議」委員等を務める。

アーティスト 音楽ユニットSatellite Young主宰 草野絵美

娘に生まれ、いつの日か妻になり、母親になった。無意識に社会に求められた役割をしなやかに演じてしまうことがある。

でも、もうそんな自分とはサヨナラしたい。

生物学的に女に生まれたこと、そのことが自己実現の弊害にならない時代を作っていきたい。そのために、私はアーティストとして自由を体現していきたい。一緒に呪いをといていきましょう!

草野
草野絵美◎イベント・CM・ラジオ・TVへの出演や執筆などの傍ら、広告代理店勤務の経歴を活かし、コンセプトプランニングやミレニアル向けコンテンツのコンサルティングなども行う。歌謡エレクトロユニット「Satellite Young」を主宰。東京藝大非常勤講師。

MISAKY.TOKYO CEO 三木アリッサ

アメリカにきて思うのは、もっと日本人女性は「自分に自信を持っていい」ということ。私たちは可能性で溢れています。自分の限界を決めないで!私も頑張りますよ!

三木アリッサ
三木アリッサ◎米ロサンゼルスで和菓子のD2Cブランド「MISAKY.TOKYO」を創業。「伝統を世界に」をビジョンに展開し、キム・カーダシアンが手がけるフレグランスブランドとコラボレーションを成功させるなどの実績をもつ。2018年、Forbes JAPANの「地球で輝く女性100人」に最年少で選出。
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構成=谷本有香 編集=河村優、督あかり

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