パリ・軽井沢二拠点居住者のライフスタイル アール・ド・ヴィーヴルの実践とは

パリと軽井沢で二拠点居住されているダルジャン酒井聡子さん


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ラ・メゾンの縁側にて

インタビューを通じて


酒井聡子さんと初めてお会いしたのは、2年前軽井沢で開催されたイベントでした。その時グループがたまたま一緒で、各種課題についてディスカッションをしたのが最初でした。その時の印象は、とても知識が豊富な方で問題提起が鋭く、グループの各種課題がどんどん解決していったと記憶しています。特に印象に残っているのは、ライフスタイルの考え方です。やはりフランスと軽井沢を二拠点居住されていますので、視点がとても斬新でした。

ラ・メゾン軽井沢にも何度も伺っていますが、とても心温まる空間で、まさにサロン文化の原点のようなものをいつも感じます。そこで皆さんをおもてなしされている酒井さんは、とても幸せそうで本当にご自身の人生を最大限満喫されています。

いつも新しいものを積極的に吸収される姿勢、特に地元の方々から軽井沢の歴史や風土を学ばれている姿勢は、とても素晴らしいと思います。酒井さんのような方と地元の方が融合してお互い吸収し合っていく、これこそが地方創生の最も重要なカギだと思います。

現在移住者が急増している軽井沢で、実はあまり知られていませんが、酒井さんのような国際結婚の方や海外生活の長い方の移住が確実に増えています。従来の移住者、二拠点居住者に加え、国際感覚を持った方が、地元の方とも交流を深めることで軽井沢がますます魅力的な場所になっていくと思います。


ダルジャン酒井聡子◎東京生まれ。幼少時タイ在住、湘南育ち。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。住友信託銀行(現三井住友信託銀行)、外資系金融機関で長年営業職に従事。16年前に渡仏、フランス人と結婚。香港在住も経て、2019年、旧軽井沢にラ・メゾン軽井沢をオープン。現在夫、子供と共にフランスをベースに、日仏二拠点生活。国際交流、旅行、イギリス留学などで、旅した国は50ヶ国以上。一般社団法人軽井沢ナショナルトラスト、一般社団法人軽井沢日仏協会、軽井沢リゾートテレワーク協会会員。


連載:『人生100年時代 豊かな生活をおくる次世代ライフスタイル学』
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文=鈴木幹一

この記事は 「Forbes JAPAN No.077 2021年1月号(2020/11/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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