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(C)bolt

エストニア共和国のモビリティ企業「ボルト(Bolt)」が、世界銀行グループのIFC(国際金融公社)から2000万ユーロ(約25億8000万円)を調達した。

ボルトは昨年12月に、D1 Capital Partnersが主導するラウンドで1億5000万ユーロを調達しており、その際の企業価値は17億ユーロ以上とされていた。同社はその後3カ月足らずで、さらなる資金調達を実施した。

IFCは、転換社債を通じてボルトに出資し、取引の一環としてアドバイザリーサービスを提供する。IFCは、開発途上国で活動する民間企業に投資を行っている。今回の出資により、ボルトは東欧やアフリカの新興市場でのモビリティサービスの立ち上げと拡大への注力を進めていく。

2016年に同社にとって最初のアフリカ市場である南アフリカに進出したボルトは、その後、ケニアやナイジェリアなどにも進出している。

ボルトの計画の中核にあるのは、新興国市場で持続可能な輸送オプションの改善に投資し、新たな経済機会を創出していくことだ。同社は、南アフリカで女性専用の配車サービスを試験的に実施し、女性の乗客と女性のドライバーたちをつないでいる。

「IFCとの提携で、アフリカと東欧で起業家たちを支援し、女性たちに力を与え、手頃な価格のモビリティサービスを拡大していきたい」と、現在27歳のボルトCEOのマルクス・ヴィリグ(Markus Villig)は語った。

「テクノロジーは、持続可能な社会や女性のエンパワーメントのために新たな道を切り開くツールとなるし、そのために活用されるべきだ」と、IFCのシニア・バイス・プレジデントのステファニー・フォン・フリーデバーグは述べている。

「我々のボルトへの投資は、女性たちにフレキシブルな就労機会を提供し、新興市場でより安全で手頃な価格の、環境に優しい移動手段を提供することを目的としている」

2013年に、旧社名のTaxifyで配車サービスを立ち上げたボルトは、2018年にEスクーター(電動キックボード)事業に参入し、シェア自転車事業も行っている。また、一部の市場ではフードデリバリーにも進出している。

編集=上田裕資

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