朝にふさわしくない6つの習慣

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私たちは、朝が大事であることを本能的に理解している。朝は1日の調子を決め、気分や同僚との関わり方だけでなく個人の生産性にも顕著な影響を与える。

それは頭で分かっていても、大半の人はベーグルを急いで食べて車にリュックサックを放り込み、ぎりぎり仕事に間に合う時間に家を出ているだろう。

それよりも良い朝の過ごし方を実践するには、朝のルーティンを一歩引いて観察し、うまく行っていることといないことを分析することだ。

ここに挙げる6つの朝の習慣が不気味なほど自分に当てはまっているように思えた場合、それはこうした習慣が一般的なものだからだ。どんなに害がない行為に見えても、健康や生産性が大幅に損われかねない。

1. 大音量のアラームで起き、すぐにニュースをつけること


脳にゆっくり目を覚まさせ、穏やかに意識を取り戻させることには大きな効果がある。大音量の目覚ましで起床し、近所で起きた銃撃事件や国の政治についての最新ニュースを聞くことは、安らぎとともに1日をスタートさせる効果的な方法とは言えない。

米ABCニュースの記事「True or False: Can an Alarm Clock Affect Your Health?(目覚し時計は健康に影響する?)」は、「急に目を覚ますと血圧や心拍数が上がる可能性がある。血圧の上昇に加えて目覚し時計によりアドレナリンが急激に放出され、ストレス水準が上がる可能性もある」と述べている。

可能であれば自然光で目覚めること。または、波の音や森の鳥のさえずりなど穏やかな音でゆったりと目を覚ませる携帯電話の設定やアプリを選ぼう。起床後すぐに、運動や瞑想(めいそう)、シャワーなど脳を刺激する健康的な行動に移る。

朝の準備の時間にニュースを流すことはストレスや注意散漫の要因となる。そうなれば、限られた貴重な朝の時間に本当に重要なことに集中できなくなる。
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翻訳・編集=出田静

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