I report on the vices beat

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新型コロナウイルスのパンデミックは業界ごとに異なる影響をもたらしたが、米国の大麻業界にとって2020年は、飛躍の年となった。

大麻の市場調査を行うBDSAのデータによると、2020年の米国における合法大麻の売上高は過去最大の175億ドル(約1兆8750億円)に達し、前年度から46%の伸びだった。米国では15州が嗜好用を含む大麻を合法化しており、35州では制限を設けつつも医療用大麻を認めている。

売上の伸びのほとんどは一般成人向けの大麻市場で、特にコロラド州のような成熟した市場の売上高は前年比26%増の22億ドルに達し、オレゴン州では29%増の11億ドルを記録した。米国最大の大麻市場であるカリフォルニア州の売上高は35億ドルに達し、前年から5億8600万ドルの増加だった。

「この業界は困難な状況下においても回復力があることが証明された」と、BDSAのアナリストのケリー・ニールセンは述べている。

ニールセンによると、昨年この業界が成長を達成できた背景には3つの要因があるという。その一つは、パンデミックを受けて新たに大麻を使用し始める顧客が増えたことで、カリフォルニア州やコロラド州、オレゴン州などの成熟した市場と、イリノイ州やアリゾナ州などの新興市場の両方で需要が拡大したという。

大麻を合法化した多くの州は、ロックダウンの期間中、大麻販売店をエッセンシャルビジネス(必要不可欠な業種)に指定していた。

もう一つの要因は、人々の大麻の消費量が以前より増えたことだ。BDSAの調査では消費者の約30%が、大麻を以前より頻繁に購入するようになったと回答した。

さらに、2020年の年末時点の大麻の使用者は、その半年前と比較して増加したことも示されている。嗜好用の大麻を合法化した州の住人の大麻の使用率は年末時点で43%に達し、半年前の38%から増加していた。米国で最も大麻の浸透率が高いコロラド州では、48%が大麻を摂取している。

「アルコールの浸透率が60%程度とされる中で、大麻の浸透率はそれに匹敵する50%近い数字になっている」とニールセンは述べた。

編集=Forbes JAPAN編集部

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