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米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンの接種が1回で済む新型コロナウイルスワクチン(ヤンセンCOVID-19ワクチン)が米食品医薬品局(FDA)の承認を得たことで、米国では使用できるワクチンが3種類になった。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンが使用可能になったことにより、接種を受ける人は大きく増えるとの期待が高まっている。また、同時にこのワクチンは、接種をためらう、または嫌がる「忌避派」を減少させることにもつながると考えられるという。

カイザーファミリー財団が2月26日に発表した新たな調査結果によると、米国の成人のうち、「できるだけ早く接種を受けたい」、またはすでに「少なくとも1回の接種を受けた」という人は、合わせて55%にのぼっている。

「接種を受けた他の人たちの様子を見るため、しばらく待ちたい」という人は前回の調査より減少しており、22%となった。

また、接種をまだ受けていない人の多く(83%)が「必要な回数はワクチン接種を受けるかどうかの考えに違いをもたらさない」と答えている一方、「様子をみたい」人のおよそ4分の1(26%)は、「1回で済むなら接種を受ける可能性が高い」と回答している。

「信頼できる」情報が重要


カイザーをはじめその他の世論調査の結果が全体として示しているのは、市場に出回る新型コロナワクチンについての情報量が増えるにつれて、ワクチンへの関心が高まっていることだ。

特に、身近な人が接種を受けたという人は、より高い関心を持つようになっている。カイザーによれば、「まだ接種を受けていないものの、すでに接種した人と一緒に住んでいる人は、10人に7人(69%)ができる限り早く接種を受けると答えている」という。

ただ、接種の必要性をより多くの人に伝え、納得してもらうために、今後行うべきことはまだ数多くある。

首都ワシントンを拠点とする非営利の政策研究機関、アーバン・インスティテュートは、「非高齢者(64歳まで)の成人の3分の1以上が、ワクチン接種を受けない可能性がある」と指摘している(ワクチン接種をためらう人が多いのは、カイザーのデータが示す結果と同様、黒人とヒスパニック、そして共和党支持者だ)。

ワクチンに対する忌避感をさらに緩和させるためには、研究者、そして医療従事者が、より幅広い人たちに情報を提供するための努力を強化する必要がある。アーバン・インスティテュートの調査を支援したロバート・ウッド・ジョンソン財団のエグゼクティブ・バイスプレジデント、ジュディ・モリタはこれについて、次のように述べている。

「ワクチン接種をためらう人の多くは、(自分が世話になっている)医療従事者に高い信頼を寄せている。これは、医師が患者に対し、ワクチン接種のメリットを説明することがいかに重要かを明確に示すものだ」

「接種を受ける人たちが、信頼する人から正確な情報を得られるようにすることが重要だ」

編集=木内涼子

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