未来を動かすバッテリー技術 今も残る根拠のない懐疑論

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ここではっきりさせておこう。リチウムは汚染源にはならず、バッテリーのリサイクルは簡単かつ、人々に利するものだ。その上、リサイクル技術は進化し続け、効率も上がってきている。

リチウムは安定していて、化石燃料とは異なり燃焼は伴わない。自動車用バッテリーの充電容量が減った場合は、工場や発電所向けの据え置き用バッテリーに転用されることが多い。数年がたって最終的に使い物にならなくなったものは解体され、新たなバッテリーの材料として重量の95%が再利用される。

電気自動車、家庭用暖房の動力源、あるいは再生可能エネルギーの蓄電など、バッテリーはエネルギーの未来を理解する上で欠かせないものだ。今すぐバッテリーに関する根拠のない思い込みを捨て、今後のバッテリーの進化を決定づける要因や、導入に必要なリーダーシップについて理解することが、皆の利益となる。

編集=遠藤宗生

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