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欧州で最もリスクが高い空港はポルトガル・アゾレス諸島のコルボ空港、2番目はドイツのブレーメン空港だった。英国では、ロンドン・シティ空港が高リスクとされた。洪水対策抜きで考えた場合、最もリスクが高いのはオランダのアムステルダム・スキポール空港だが、同港では1万年に一度の大洪水に耐え得る対策が施されている。

米国では、ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港、アラスカ州ナイトミュート空港、フロリダ州キーウェスト国際空港、ニューヨーク市の主要3空港のうちの2つであるラガーディア空港とニューアーク・リバティー国際空港がトップ100に入った。

これは沿岸部だけの問題ではない。海面の上昇により脅かされているのは個々の空港だけでなく、業界全体だ。ドーソン教授は「沿岸部の空港は世界の航空ネットワークにとって非常に重要。2100年までに、全路線の10~20%が影響を受ける可能性がある」と述べた。

チームは、沿岸部にある小規模な地方空港の一部は救済の経済的メリットが少ないことから消滅すると予測。これに対し、主要空港の多くは手厚く保護されており、援助を受けられる可能性が高い。

存続が最も危ぶまれるのは、沿岸部に位置し、商業路線が5本以下の1000カ所近くの空港だ。ドーソンは「一部地域では、海面上昇の速度、経済的リソースや代替建設場所の不足により、存続できない空港が出てくるだろう」と指摘した。

編集=遠藤宗生

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