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Xavier Caivinagua/Agencia Press South / by Getty Images

新型コロナウイルスのワクチンを接種しても、その後の検査で陽性の結果が出る可能性がある。もちろん、だからといって、ワクチンを接種すべきではないということにはならない。また、ワクチンの効果がないということでもない。

ワクチンについては、いくつか覚えておくべきことがある。接種後の検査で、陽性の判定を受けるかもしれない主な理由としては、次の5つが挙げられる。

1. ワクチンの有効性は100%ではない


すでに各国で接種が開始されている米ファイザーと独ビオンテック、そして米モデルナのワクチンはどちらも、有効性は約90%以上と報告されている。かなり高い数値だが、必要とされている2回の接種を受けても、感染して発症する危険性が完全になくなるわけではないということだ。

さらに、臨床試験が行われる環境は、必ずしも実際の環境と同じではない。現実の世界では、有効性は試験で示された数値より低くなる可能性がある。

2. ワクチンは種類によって2回接種が必要


ファイザーとビオンテック、モデルナのワクチンはどちらも、2回の接種が必要とされている。ワクチンは最初がプライマー、2度目がブースターといえる。免疫系が新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質を認識し、それに対する抗体を作り、十分な防御機能を持てるようにするには、2回の接種が必要だ。ワクチンの有効性が90%を超えるのは、2回の接種を受けた後だ。

3. ワクチンの効果が出るまで時間がかかる


ワクチンの保護効果が発揮されるまでには、時間がかかる。ワクチンのメッセンジャーRNA(mRNA)が免疫細胞に取り込まれ、細胞がmRNAの設計図を使って抗体を作り始めるまでには10〜14日、またはそれ以上かかる場合もある。抗体ができるまでは、ワクチンによる保護効果は十分とはいえない。

4. ワクチンの接種前/効果が出る前に感染


新型コロナウイルスの潜伏期間は、2〜14日。平均で5〜6日とされている。つまり、ワクチンを接種した後でも、感染のリスクはある。接種した日から2週間前までの間に感染していた、または接種から効果が出るまでの2週間以内に感染する、ということもあり得る。

5. 防ぐのは「感染」ではなく「重症化」?


ファイザーとビオンテック、モデルナのワクチンのどちらについても、これまでの臨床試験の結果で明らかになっているのは、感染者の重症化リスクを抑制できるということだ。感染そのものを防ぐ効果がどの程度あるかについては、まだ明確にされていない(その可能性はあるとみられている)。さらに、ワクチンの効果が持続する期間も、まだ明らかになっていない。

接種後も感染予防対策は不可欠


接種後に陽性反応が出るかもしれないこれら5つの理由は、接種を受けた後もソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用など、その他の感染予防対策を続けるべき5つの理由でもある。

編集=木内涼子

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