ツイッターは、2月25日に開催された年次ミーティングAnalyst Dayのプレゼンテーションで、この機能を導入したアカウントが月額4.99ドルを課金するデモ画面を見せた。限定コンテンツは、「ボーナスツイート、コミュニティグループへのアクセス、ニュースレターの購読、サポートを示すバッジ」などで構成される模様だ。
ツイッターは、チップ機能の導入なども模索しており、詳細については今後の数カ月以内に発表するという。同社はさらに、フェイスブック・グループに類似した特定の事柄にフォーカスしたグループを作成し、参加できる機能「コミュニティーズ(Communities)」を近日、ロールアウトする予定という。
ツイッターは、これらの新機能のテストをいつ開始するのか、正式なローンチがいつになるのかについては明言していない。
ツイッターの広報担当は声明で「スーパーフォローズのような、オーディエンスがクリエイターをサポートする機能を追加することは、クリエイターたちにより良いコンテンツを生み出すためのインセンティブを与えることにつながる」と述べた。
4年間で売上を2倍に伸ばす
今回のプレゼンテーションに先立ち、ツイッターは今後の4年間で年間の総売上とデイリーユーザー数を、少なくとも2倍にする計画だと述べた。当局への提出書類によると、同社は2020年に37億ドルだった年間総売上を、2023年には75億ドル(約7970億円)以上に伸ばそうとしており、2023年の末までにDAUを3億1500万人以上に増加させようとしている。
ツイッターのジャック・ドーシーCEOは25日のスピーチで、同社がかつて「十分にイノベーティブではない時代があった」ことを認め、「数年前は1つのプロダクトを送り出すために6カ月から1年を費やしたこともあった」と述べた。
しかし、今後は新機能の導入を加速させ、2023年末までに開発速度を2倍に高める目標を設定したとドーシーは発言した。ツイッターはこれらの施策を通じて、今後の3年間でmDAU(収益化可能な1日あたりのユーザー数)を20%以上伸ばすと述べている。
ツイッターの株価は25日の早い段階で10%以上急騰し、午前11時30分頃に史上最高値の79.28ドルをつけた後、74.61ドルで取引終了時刻を迎えた。