フォーブス共同編集者

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スナップチャットの運営元のスナップの株価は過去2年で約4倍に上昇し、時価総額はついに1000億ドル(約10兆6000億円)を突破した。しかし、現在の株価はまだかなり低い水準にあるのかもしれない。

スナップは2月23日、2017年の上場以来で初めてのインベスター・デイを開催したが、同社はそこで「今後の数年間」にわたり、50%を超える売上高の伸びが期待できると述べた。これにより、スナップの売上高は2020年の25億ドルから今年は40億ドルに近づき、2024年には100億ドルを突破することになる。同社の売上高は過去3年の間、平均で約45%増加していた。

スナップチャットが11月に始動した、TikTokに対抗する新機能の「スポットライト」は1月に月間アクティブユーザー数が1億人、投稿数が17.5万件を記録し、好調なスタートを切っている。スナップは、ここに最も収益性の高い広告を掲載し、売上をさらに伸ばそうとしている。

スナップチャットの地図機能は、あまり話題に上らない機能の一つだが、同社はアプリのジオロケーションこそが、多くの中小企業を惹きつけることになると考えている。この機能はすでに3500万社の顧客を集めている。フェイスブックの収益を2010年代に押し上げたのも、中小企業からの広告収入だった。

現在のスナップの株価は70ドルを上回る水準であり、時価総額を年間売上高で割った数字のPSR(株価売上高倍率)は約40だ。これは、投資家たちの同社に対する期待が大きく膨らんでいることを示している。同社がこの評価を維持するのは、不可能ではないが難しいと考えられる。より保守的な仮定としては、売上高の20倍がふさわしいだろう。

売上高の20倍を想定した場合、スナップの売上高が同社の予測通り2025年までに100億ドルまで伸びた場合、時価総額は2000億ドルに達することになる。投資会社CowenのアナリストのJohn Blackledgeはさらに強気の見通しを立て、2026年にスナップの売上高が200億ドルを突破し、時価総額が4000億ドルに近づくと予測している。

編集=上田裕資

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