光文社の書籍から読みどころをピックアップ。本好きな人たちのためのコンテンツ。

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ノーベル賞受賞者、マーケティングの巨匠、元大統領、営業の神様、記憶力世界一……。様々な分野で「世界一」に到達したスペシャリストたち。

国際同時通訳者の小熊弥生氏は、留学経験なし、TOEIC280点から独学で通訳者の夢を叶え、これまで数多くの一流たちを同時通訳してきた。

そして、小熊氏自身が英語力を伸ばすために苦心して身につけた効果的な学習法や、最短で目標を達成するノウハウを著書『世界一100人を同時通訳してわかった「最速」で結果を出す人の成功哲学』(光文社)で解き明かしている。

ここでは、「もっと良い結果をいますぐにでも出したい」と考えるビジネスパーソンに向けて、同書の中から「最速で成功するための成功法則」を紹介する。

「奇跡の同時通訳者が世界トップ100人を通訳して知った『成功者の共通項』」では、小熊氏が通訳者としてじかに接してわかった「世界で活躍する一流たちの成功法則」をお届けした。本後編では、「言葉の格闘技」と呼ばれる過酷な同時通訳の現場を経験してきた小熊氏が、どうやってこれまでの奇跡を起こしてきたのか、どのようなマインドセットを行なってきたのか、小熊氏自身の経験から紹介する。

前編:「奇跡の」同時通訳者が世界トップ100人を通訳して知った『成功者の共通項』


脳のサーチエンジンを使い倒す


同時通訳者の小熊さんが何千人もの英語学習者と接してきて感じることは、「もっと成長したい」「でも、私には無理」と、伸びようとしているのに、自分で自分の頭を押さえつけている状態になっている人が多いということ。

その根底には、過去に否定的なことを言われたり、失敗したりして傷ついた経験があると言います。失敗した経験が記憶にあると、脳は自分を守ろうとして、失敗を避けるような行動に仕向けてしまいます。

小熊さん自身、通訳者としてうだつが上がらなかった20代の頃は、「私はダメ」「できない」といった言葉ばかり入力していたそうです。ネガティブな言葉ばかり入力していると、脳はその通りに動いてしまい、実力を発揮することを妨げてしまいます。

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でも、過去に失敗したからといって、未来でも失敗するとは限りません。

とにかく脳のサーチエンジンに「できる」と入力すること、これが重要なのです。

「できる」と思っているときと、「できない」と思っているときでは、まったくパフォーマンスが違ってきます。

目標に向かって進んでいこうとするとき、「脳内サーチエンジンに」正しい言葉を入力することが最も重要です。

脳をもっとも効果的に機能させるうえで大切なのが、「網様体賦活系=RAS(Reticular Activating System)」を理解することです。RASは、頭蓋骨の真ん中にある視床で感覚神経と繋がっていて、神経系からの情報を集めて脳内に届けたり、大脳からの指示を体に伝えたりしています。

目や耳、触覚などから入ってくる膨大な情報を選別して、必要な情報だけをキャッチして脳がスムースに働くのです。

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国際同時通訳者・小熊弥生氏。UPWセミナーでの同時通訳にて(写真提供:著者)。

脳は気持ちの良い感情に敏感。自分を褒めて伸ばそう


脳内サーチエンジンに正しい言葉を入力する。これが最初は意外と難しく、多くの人は無意識のうちに「難しい」「やっぱり無理」と思い込んでしまいます。最初のうちは、「できる」「目標を達成する」「私は夢を手に入れる」と声に出したり、紙に書いて目に見えるところに貼っておいたりして、無意識の中の邪魔なものを追い出すことが大切です。

さらに言えば、どんな小さなことでもいいからチャレンジして、1ミリでも成長したら自分を褒めて、思いっきり喜ぶことが効果的です。

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