ビジネス

2021.02.24 12:30

ビジネスに足りなかったのは、創造力だ。クリエイティブな力で新しい可能性を切り拓いた「意外な日本企業」とは?

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「新しい顧客体験」から「新しい生活習慣」まで、「新しい◯◯」が言われて久しい。 時代が新しい変化を求めるとき、大躍進を遂げられる企業の共通点はユニークな創造性だ。
 
では、創造性を磨くには、何をどうしたらいいのか。
 
2月25日発売のフォーブス ジャパン4月号が導き出した答えは、“CREATIVE in YOU”、すなわち「全員、クリエイティブ」である。これまで私たちは、人智を超える変容や苦難に直面しても、創意工夫で乗り越えてきた。私たち一人ひとりがもつ創造力は、混迷を打開する最強の武器になりうるのだ。
 
クリエイティブな企業はGoogleやAppleばかりではない。全社員の創造力を引き出す「場づくり」の工夫によって、次の活路を見出し、新しい可能性を切り拓いている企業が、日本にはある。そんな「全員、クリエイティブ」企業の組織づくりの秘訣、そして成長のアイデアを紹介しよう。 
 

DIYの拡大解釈から始まった、1兆円グループの稼ぎ頭「カインズ」の発想力



小売りからSPA、そしてIT小売業へ。時代の変化に先んじて自らの変革に挑み、兄弟会社のワークマンとともにグループ総売上高を1兆円へと押し上げたホームセンター大手カインズ。その勢いの原動力はどこにあるのか? カインズ会長であり、ベイシアグループ全体のかじ取りをも担う土屋裕雅に聞く。
 

長野が生んだ非効率型“食のSPA”「久世福商店」流ヒット商品の開発法


 
自然豊かな地でコツコツとつくられたよい品を、全国へ届ける。創業 40 年を超えたサンクゼールは“食のSPA”とも呼べる垂直モデルを、生産地とともに築き上げた。コロナ禍における守りと攻めの姿勢を、社長の久世良太に聞く。
 

「マスコミやめる」宣言の衝撃 静岡新聞が格闘する変革への道



いかに優れた戦略を立てたとしても、一人で企業変革は成し遂げられない。覚悟の社告の裏側にある、全社員を巻き込んだ“気持ち”のトランスフォームとは。
 

日本の産業界には、どうして「デザイン思考」が根付かないか?



商品やサービスの研究開発、経営やマーケティングの現場にあって、デザイナーの思考法を応用してイノべーションをもたらす手法。「デザイン思考」研究の第一人者として知られる慶應義塾大学名誉教授、奥出直人がたどり着いた一つの結論とは。

経営トップがForbesに語った、会社を育てる「クリエイティブ論」


 
急成長した企業の多くは、社内外のクリエイティビティを生かすことで製品やサービスを育てている。経営者たちは創造性を社員からどう引き出しているのか? 過去の取材から、世界の革新的企業厳選5社の秘密を紐解く。
 

世界のトップクリエイターに尋ねた「ビジネスにおけるクリエイティブ」の現在



米メディアで「世界のクリエイター50人」に選出されたこともあるWhatever CCO、川村真司。 経営の中枢を担うクリエイターたちが川村に語った「創造力を磨く秘訣」とは。
 

イーロン・マスクのライバルは、未来からトラックを“逆算”する



10年以上のステルスモードを経て、いま新たな自動車メーカーが生まれようとしている。従業員や他社、地元社会と協働しながら、クルマだけでなく、未来を創る米新興EVメーカー「リヴィアン」。米Forbes誌が取材。


担当編集者が記事の背景を解説する音声メディアを配信中。今号では、カインズ、サンクゼール、静岡新聞の記事について話しています。視聴はこちら

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この記事は 「Forbes JAPAN No.080 2021年4月号(2021/2/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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