チャーチル・キャピタルIVの会長でCEOのマイケル・クラインは声明で「ルーシッドは当社の株主にとって非常に魅力的な投資先となる」と述べた。
「我々は、今年待望のルーシッド・エアを市場に投入し、EV市場に大きなインパクトを与え、米国全土で何千もの雇用を創出する。ピーターと彼のチームとパートナーシップを結べて光栄だ」
ルーシッド・エアの「ドリームエディション」は、ローリンソンの当初の目標よりも若干遅れて2021年の後半に市場にデビューする予定だ。この車両の1充電での航続距離は、テスラのモデルSの402マイルを上回る、517マイル(約832キロ)で、停止状態から時速60マイル(約97キロ)までわずか2秒強で加速する性能を持っている。
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ローリンソンはさらに、ルーシッド・エアがEV分野で最も効率的なバッテリーパックと電気モーターを搭載すると述べている。
ルーシッドの最大の出資元であるサウジアラビアのPIFは、2018年に13億ドルを出資し、アリゾナ工場の建設プロジェクトの立ち上げを可能にした。現在2000人を雇用するルーシッドは、サウジアラビアでも工場を建設しようとしている。
昨年7月にニューヨーク市場に上場したチャーチル・キャピタルIVの株価は、2月22日に8.4%上昇し、57.37ドルで取引を終えた。