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2021.02.20 11:30

米国で最も裕福なウォルマート創業家、資産が1日で1.4兆円減少


ウォルトン一家の保有資産


1992年に他界した創業者のサム・ウォルトンの長男ロブ、三男のジム、長女アリスはそれぞれ、1日で資産をおよそ37億ドル以上減らした。

2月19日現在、アリスの保有資産は約648億ドル。兄のジムとロブの資産はそれぞれ、約646億ドル、約643億ドルとなっている。パンデミックの発生以来、一家の資産の合計は、約500億ドル増加していた。

次男ジョン(2005年に死去)の妻クリスティは18日に4億ドル以上、息子のルーカスはおよそ8億5000万ドルを失ったとみられている。また、サムの弟で1995年に死去したジェームズ・“バッド”の長女、アン・ウォルトン・クロエンケと次女ナンシー・ウォルトン・ローリーの資産も、数億ドル減少した。

ウォルトン家は現在も、米国で最も裕福な一家だ。それぞれが所有するウォルマート株のおかげで、家族の資産は合計でおよそ2350億ドルにのぼっている。家族がサムとバッドから相続したウォルマート株は、合わせて全体の約半数を占めている。

20年以上にわたって同社の会長を務めたロブは、現在も取締役のひとり。現取締役会長のグレゴリー・ペナーは、ロブの娘婿だ。

編集=木内涼子

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