フォーブス共同編集者

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人気ユーチューバーのデビッド・ドブリックが設立した写真共有アプリ「Dispo(ディスポ)」で働く6人の社員たちは先週末、あまり眠れなかったという。「一晩に3時間以上寝ていたメンバーは居なかった。これは驚くべきことだ」と、同社のCEOのダニエル・リスは話す。

その原因は、当初は地味な立ち上がりを予測していたDispoのベータ版のテストが思わぬ注目を集め、招待制のこのアプリの利用者が、1万人の定員をオーバーしてしまったからだ。Dispoは今や、企業価値が10億ドルとされる音声SNSのClubhouseに並ぶ注目アプリとされている。

Redditの共同創業者でDispoに出資するアレクシス・オハニアンも、このアプリの注目度を高めるために、ツイッターで写真の投稿を呼びかけた。

Dispoのアプリは、昔ながらの使い捨てカメラ(disposable camera)のような機能を持っており、それがアプリ名の由来となっている。ユーザーは、撮影した写真がフィードに表示されるまで24時間待たなければならない。さらに、アプリをSNSに進化させるために導入された機能のRollsでは、友達と共有アルバムを作ってパーティーの写真をシェアしたり、インフルエンサーが特定のテーマの投稿を呼びかけることが可能になっている。

Dispoは昨年10月、オハニアンが運営するVCのSeven Seven Sixが主導し、女優のソフィア・ベルガラやザ・チェインスモーカーズなどの著名人も参加したシードラウンドで、400万ドル(約4億2300万円)を調達していた。ドブリックがこのアプリを立ち上げたのは2019年12月のことで、その5ヶ月後にリサがCEOとして参加した。

同社は調達した資金の一部を採用に注いでおり、最近ではTikTokの競合のByteの創業デザイナーのMichael Shillingburgを招き入れた。また、セレブのための出会い系アプリとして知られるRayaの元幹部のTJ Taylorを、コミュニティ担当のバイスプレジデントに起用した。

ここ最近の利用者数の急拡大で、CEOのリスはDispoのコミュニティが思わぬ使い方をされていることに気づいたという。「見知らぬ他人同士がお互いをからかうためのRollがある一方で、褒め合うためのRollもある。また、Rollにメモを入れて送る人も居る」と彼は話す。

「Rollからインターンの応募が来たこともある」とリスは話した。

編集=上田裕資

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