2人は世界で最も高額の収入を得ている女性アスリートだ。スポンサー契約料だけでも、ほかの女子選手たちより少なくとも5倍多い金額を稼いでいる(テニスは女子選手が男子とほぼ同水準の収入を得ることができるスポーツ)。
その2人に関するいくつかの特徴的な数字を紹介する。
1:大坂は2019年1月に女子テニス協会(WTA)の世界ランキングで初めてトップとなった。男女問わず、アジアで生まれの選手が世界ランキングの1位となったのは初めて。
3:大坂の現在(同日の準決勝で勝利した時点)のランキング。 ウィリアムズは11位。
4:ウィリアムズがこれまでに取った五輪メダルの数。うち3個は姉ビーナスと出場したダブルスで獲得した。
6:大坂が獲得したキャリア通算シングルスタイトルの数。少ない数だが、うち半数がグランドスラムタイトルだ。
7:昨年の全米オープンに出場した大坂が披露したマスクの数。人種差別的な暴力、警察官の暴力によって死亡した黒人の犠牲者たちの名前を、それぞれに記した。
優勝が決定した後、「マスクを着けることでどのようなメッセージを送りたかったのか」と尋ねられた大坂は、「あなたが受け取ったのがどんなメッセージだったかの方が問題。重要なのは、議論が始まること」と答えた。
19:大阪は公式戦19連勝で、今回の全豪オープンの準決勝に進んだ。
22:二重国籍の日本人が、どちらかの国籍を選択しなければならない年齢(この年齢になるまでに決めることとされている)。日本を選んだ大坂は、延期された東京五輪の顔の一つになると期待されている。
50:ウィリアムズが2014年に立ち上げた投資会社セリーナ・ベンチャーズが投資したスタートアップの数。投資対象は主に、女性や有色人種の創業者が率いる企業。
73:ウィリアムズが獲得した通算シングルスタイトル数。史上5番目に多い数。