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Photo by Michael M. Santiago/Getty Images

ここ数週間というもの、金融界のヘッドラインにはいくつかの異例の話題が踊った。市場操作、ゲームストップ、ショートスクイズ、Redditの熱狂──少し離れて全体を見渡してみると、こうした出来事をどう認識し、それに対応した投資戦略をどう組み立てるべきかを理解しやすくなるだろう。

大きなニュースになったのは、多くの投資家が緩慢な死に向かっていると考えていたゲーム販売会社ゲームストップの株価が突然暴騰したことだ。この株価暴騰は、Redditのフォーラムでこの株を買うべきだという意見が盛り上がり、多数のメンバーが実行に移したためとされている。

大手ヘッジファンドがゲームストップ株を空売りしていたことも株価上昇の一因とされた。株価が上昇すれば、ヘッジファンドは空売りをカバーするために株を買わなければならなくなり、それがさらなる株価上昇を引き起こすのだ。

ゲームストップの株価は確かに上昇し、1週間ほどメディアの大きな注目を集めた。だが、一時的な急騰のあと、ゲームストップの株価は数日で暴落した。

Redditのフォーラムは、映画館運営会社AMCの株価も押し上げたようだ。さらに別のフォーラムでは銀の購入が推奨され、価格上昇に寄与した。

こうした出来事を、新規に単発で起こったとみなすのではなく、ここ数年で起こった一連の出来事や変化の一部だったと考えてみよう。こうした急激な価格高騰は、単に奇妙な、あるいは異例の価格変動ではなかった。

これまでを振り返ると、新規株式公開(IPO)の価格が急騰した時期があった。それはしばしば、利益をあげておらず、それどころか数年以内に収益化できる見込みすらない企業である場合もあった。それでも、一部の企業はユニコーンと呼ばれた。

さらに我々は、特別買収目的会社(SPAC)の株価が急上昇していることも目撃している。SPACとは要するに、1社または少数の小さな企業を買収するという漠然とした計画に基づいて設立された投資ファンドだ。多くの場合SPACは、上場して株式市場から資金調達を行い、未公開の小さな企業を買収する(こうした小さな企業は、従来の上場プロセスを経ずに上場することになる)。一般に、SPACの創業者や初期投資家は利益をあげるが、後続の投資家はそうではない。

2020年はパンデミックの影響で経済活動が鈍化したにもかかわらず、株価指数や数多くの個別銘柄が上昇を続けた。堅調を支えたのは、おもに市場に参入したばかりの小規模な個人投資家だった。彼らは個別株やETFではなく、オプションを購入して投資することが多かった。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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