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美の多様性を読み解くマーケターの視点

セレーナ・ゴメス(Silvia Elizabeth Pangaro / Shutterstock)

歌手・女優としての多彩な活動が常に注目を集める一方、インスタグラムで2億人以上のフォロワー数を有しながら、SNSがメンタルヘルスに及ぼす影響を赤裸々に発信してきたセレーナ・ゴメス。自身の弱さや不完全さについてありのままを語ることで、ファンとコミュニケーションをとってきたアーティストの一人だ。

そんな彼女がプロデュースするコスメブランド「Rare Beauty(レア・ビューティー)」は、メンタルヘルスの重要性や多様性を発信するミッション型のブランドだ。昨年9月のローンチ後、ファンのみならず多くの女性から支持を得ている。

長引くパンデミックの影響でメンタルヘルスのニーズが高まっている背景から、彼女が発信するメッセージには、コロナ禍の問題を解決するヒントが多く含まれているのではないだろうか。そこで今回は、「Rare Beauty」に込められたセレーナの想いやその活動をご紹介したい。

完璧な美を求めず、ありのままの自分を


「一人一人がユニークで特別(レア)な存在。だから、非現実的な『完璧』を追求せず、あなただけのユニークな美しさを大切にしてほしい」


ブランドのインスタグラムでその想いを伝えるセレーナ。メンタルヘルスの不調に苦しんだ自身の経験から、非現実的で「完璧な美」の概念を打ち破り、ありのままの自分を受け入れること、メイクを自分のために楽しむことの大切さを「Rare Beauty」のコンセプトに込めている。

こうしたセレーナの想いを反映し、ファンデーションとコンシーラーは、あらゆる肌の色を美しくみせるために48色に及ぶインクルーシブなラインアップを展開。その他のアイテムもアイライナー、チーク、リップバーム、ミスト、プライマーなど豊富に揃い価格もリーズナブルだ。ジェンダーや肌の色を問わず誰もがメイクを楽しんでほしいと願うセレーナの想いは、次のようなメッセージにも表れている。

「私はみんなにメイクを心から楽しんでほしいと思っている。女性も男性も、誰だってありのままの自分が美しいと感じることができると思うわ」

文=田辺敦子

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