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勝者は


こうしたアプローチを取ることによって、統計的検定に基づいて群を抜いて確実なアノマリーが4つあることが示された。それは、「バリュー」「モメンタム」「耐久消費財」そして「長期的ボラティリティ」だ。

もちろん、これは必ずしも、ほかのファクターがまったく結果を出していないということを意味するわけではない。むしろ、統計学だけに基づけば、4つ以外の要素については確実なものとは言えないということを意味する。

別の視点から見れば、これらの4つの要素にしても、確実だと言えるのはあくまで過去のデータに基づいた結果であり、今後は事情が一変する可能性がある。一部には、すでに状況が変わったと指摘する意見もある。

4つの戦略


これら4つの戦略について、簡単に説明していこう。第1の「バリュー」とは、「他の銘柄に比べて割安に見える株式を買う」戦略だ。たとえば、各企業の決算発表に基づいて、簿価と比較して株価が安い銘柄を見つけるといった方法がある。簡単に言えば、お買い得な株式を保有するということだ。

2つ目の「モメンタム」は、「最近数カ月間で平均以上に上昇した株を買う」戦略。3つめの「耐久消費財」は、「自動車や家電製品など、耐久性の高い商品を製造している会社の株を買う」というものだ。こうした企業では、リスク調整後リターンが景気サイクルを上回る傾向にあるからだ。

4つめの「長期的ボラティリティ」とは、「極端な価格変動がない銘柄が、リスク調整後リターンが良い傾向がある」ことを意味している。

ただし、統計的検定は、投資戦略の評価に適した唯一の手法ではないという点には注意が必要だ。過去データの検証に依存しすぎると、問題を引き起こすケースがある。また、複数の国や市場セグメント、時期にまたがって説明可能で、実績をあげている投資戦略も、確実なものだと言える可能性はある。

とはいえ、統計学的に高い基準を設定することは、より優れた戦略に焦点をあてる強力な方法になり得るはずだ。

翻訳=ガリレオ

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