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グーグルは2月11日、「Googleフォト」のアプリにパワフルな新機能を追加したが、これは全てのユーザーがアクセスできるものではない。

グーグルは先日、写真エディタのアップデートを約束したのに続き、iOSユーザー向けに新たな動画編集ツールを公開した。さらに、これまでは同社のPixel 端末のオーナー限定だった機能を、Google Oneの有料会員にも利用可能にする。

新しい動画エディタには、これまで外部のソフトウェアが必要だった30以上のツールが盛り込まれており、動画のトリミングや、明るさ、コントラスト、彩度などの調整、パースペクティブの変更やフィルターの追加などが可能になっている。

これまで、動画は静止画と比べて、編集や微調整がかなり難しかったが、新たな編集ツールは、グーグルがこれまで写真向けに提供していた機能の多くを、動画でも利用可能にするものだ。これにより、Googleフォトのユーザーは外部のアプリケーションに頼らなくても、かなりクリエイティブな操作を動画に加えることが可能になる。


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新しいビデオ編集機能は、すでにiOSアプリで利用可能になっているが、不思議なことにグーグルの支配下にあるアンドロイドOS端末のユーザーは、数週間後のアップデートを待たなければならない。グーグルはさらに、新たな写真エディタが、数カ月以内にiOSで利用可能になると述べている。

グーグルは昨年11月、Googleフォトの容量無制限の写真ストレージの無料提供を2021年5月に終了すると宣言し、多くのユーザーを落胆させたが、Google Oneの有料会員向けに、いくつかの独占的な機能を提供すると発表した。

Google Oneのサブスクリプション会員は今後、以前はPixel端末の所有者限定だった機能が利用可能になる。ここに含まれるのは、通常モードで撮影した写真を後からポートレートモードに変える「ポートレートブラー」や、撮影した写真の光の当たり方を後から変える「ポートレートライト」、メインの被写体のカラーを残しつつ背景をモノクロに編集する AI アシスタント機能の「カラーポップ」などだ。

これらの機能は、間違いなくGoogle Oneの有料会員たちを喜ばせることになるだろう。しかし、この動きは本来は無料だったGoogleフォトのサービスが、無料と有料の2つの層に分裂することを示している。

しかし、これは当然の動きとも言えそうだ。無制限の写真ストレージを無料で提供するという、重要な競争上の優位性を放棄したGoogleフォトは、有料会員限定の編集機能などで、顧客基盤を強固にしていく必要がある。

編集=上田裕資

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